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ユリ-side
ケイ「お父様は…、二人で…、ユリと一緒に逃げなさいって、おっしゃったけれど、私は、最後まで、お父様を…、ダイをお支えしたいのです。あなたなら、分かってくれるでしょ。」
大好きな人と離れたくないってこと…、だよね。
ケイ「だから、あなた、一人で行きなさい。」
「っ、お、かあさ…ま。」
わたしから、ゆっくりと離れ、小さな木の箱を机の上に置いて、
そして、箱の中からピンク色の石がついた指輪を取り出した。
ケイ「これを、持っていきなさい。」
自分のしていたネックレスを外し、指輪を通すと、わたしの首につけてくれる。
ケイ「この指輪は、ローザ公国に代々伝わる大切なものなの。ピンクの石は、ストロベリークォーツ。愛と希望に満ちた石。あなたを、きっと、守ってくれるわ。」
そんな大切なものを、わたしに？
ケイ「さぁ、これに着がえて。」
ズボンに男物のシャツ。
そして、帽子。
三つ編みした髪の毛を帽子の中へしまえば、まるで男の子のよう。
「お母様。」
もう一度、抱きつけば、
ケイ「ユリ、大好きよ。」
ぎゅっと、強く抱きしめられた後、
ケイ「行きなさい。」
お父様のいる接見の間へ消えていったお母様。
お城から脱け出し、身を潜めていた。
ロッソの兵がいなくなるのを待っていたけど、結局、見つかってしまって。
両手を後ろで押さえつけられ、連れていかれる。
抵抗しても、力では敵わない。
兵「こんなところに、子どもが隠れていました。ユヤ様、どうしましょう。」
ユヤ様と呼ばれた人が近づいてきて、グイッと、顎を持ち上げられ、間近で、じっと顔を見られる。
ヤバイって思ったけど、変装のおかげで、男の子だと思ったみたい。
ユヤ「男か…。ローザの姫は、どこへ行ってしまったんだ。まぁ、この国もおしまいだな。最後まで抵抗していた王と王妃も命を落としたそうだ。」
ズキン
お父様とお母様が…。
唇を、きゅっと噛んで、泣かないように、ぐっと耐えたんだ。
ユヤ「命だけは、助けてやろう。こいつをロッソへ連れて帰る。コウ兄さんのところへ連れていけ。」
兵「は。了解いたしました。」
両手をロープで縛られ、口も塞がれて。
連れていかれる途中、リョウが助けに来てくれたの。
わたしの王子様は、やっぱり、リョウだよ。
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ゆう(プロフ) - hallさん» hallさん、コメントありがとうございます。おまけ、�△任垢諭� 了解です。おまけは、�△瞭睛討砲覆蠅修Δ任后Ｂ膵イ�って言ってもらえて、嬉しいです。これからも、よろしくお願いします！ (2020年3月16日 5時) (
レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
hall(プロフ) - ゆうさんお疲れ様でした！！おまけ話�△�読みたいです(>_<)ゆうさんの作品を見て大好きなので楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年3月16日 0時) (レス) id: c7890d568e (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - happy0511さん» happy0511さん、コメントありがとうございます。ゆうの作品、好きになってくれて、嬉しいです。おまけ、�△任垢諭� また、読み返してもらえるように、がんばります。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - かほさん» かほさん、コメントありがとうございます。他の作品も読んでくださり、嬉しいです。おまけ、�△任垢諭� やっぱり、やまちね ですかね〜 今後とも、よろしくお願いします。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
happy0511(プロフ) - コメント失礼します。流星の詩いつも更新楽しみにしてました。おまけ出来れば、�△�読みたいです!ゆうさんの他の作品も大好きでよく読み返してます。これからも頑張って下さい!! (2020年3月15日 14時) (レス) id: 26f4520a2b (このIDを非表示/違反報告)
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