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リョウ-side
ユリ「わたし…、アズーロ王国のユト様と…、結婚することになったの。」
あぁ、やっぱり。
「噂は、本当だったんだね。」
ユリ「知ってたの？」
「ロッソでも、噂になってる。でも、ユリの口から聞くまでは…って。」
悲しそうに微笑んだユリ。
ユリ「そっか、知ってたなら、話は早いや。もう…、リョウとは、逢えない。」
「…」
何か言わなきゃって思うけど。
ユリに逢う前に、伝えなきゃって思ってたことや聞きたかったことだって、たくさんあったはずなのに。
ユリ「リョウに、お願いが…あるの。」
「う、ん。」
ユリ「わたしを…、リョウのモノに、してほしいの。」
俺のモノ？
「え…っと。」
どういうこと？
ユリ「はじめては、全部、リョウがいいの。」
だんだん涙声になるユリ。
ユリ「ん"、本当は、結婚なんてしたくないよ。でも…。」
細い肩を震わせるユリを腕の中に閉じ込める。
ユリ「リョウがすき。わたしを、リョウでいっぱいにしてほしいの。離れていても…、繋がっていられるように。」
「ユリ…。」
ユリ「最後のお願いだよ…？」
俺の服を掴んで、背伸びしたユリが、
ちゅっと
触れるだけのキスをした。
二人とも初めてだから、ぎこちないけど。
触れるだけのキスから、深いキスへと変わっていく。
大すきなユリと繋がって、愛情を注ぎ込む。
初めてが外なんて、普通じゃないけど。
俺たちらしいか…。
行為後、意識を手放したユリが、目を覚ますまで。
その綺麗な寝顔を、ずっと、見つめていたんだ。
しばらくして、
ユリ「ん"…。」
ゆっくりと、瞼が開く。
目覚めた後、その瞳に、俺を一番に映したくて、覗き込めば、俺を認識したユリが、小さく微笑む。
身体を起こすのを、手伝って、
「大丈夫？ 痛いとこ、ない？」
ユリ「ん、だいじょうぶだよ。リョウ、ありがとう。」
ちゅっと、唇を奪えば、はにかんで、
ユリ「リョウに逢えて、よかった。」
「なに言ってんの。これで最後、みたいなこと言わないでよ。」
ユリ「ん、そうだね。もっと、こうしてたいけど、行かなきゃ。」
「うん。」
いつも通り、今日という日は、特別じゃないんだ。
「またね。」
ユリ「ん、またね。」
ユリの姿が見えなくなるまで見送った。
これが最後にならないように。
俺に出来ること、まだあるはずだ。
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ゆう(プロフ) - hallさん» hallさん、コメントありがとうございます。おまけ、�△任垢諭� 了解です。おまけは、�△瞭睛討砲覆蠅修Δ任后Ｂ膵イ�って言ってもらえて、嬉しいです。これからも、よろしくお願いします！ (2020年3月16日 5時) (
レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
hall(プロフ) - ゆうさんお疲れ様でした！！おまけ話�△�読みたいです(>_<)ゆうさんの作品を見て大好きなので楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年3月16日 0時) (レス) id: c7890d568e (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - happy0511さん» happy0511さん、コメントありがとうございます。ゆうの作品、好きになってくれて、嬉しいです。おまけ、�△任垢諭� また、読み返してもらえるように、がんばります。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - かほさん» かほさん、コメントありがとうございます。他の作品も読んでくださり、嬉しいです。おまけ、�△任垢諭� やっぱり、やまちね ですかね〜 今後とも、よろしくお願いします。 (2020年3月15日 20時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
happy0511(プロフ) - コメント失礼します。流星の詩いつも更新楽しみにしてました。おまけ出来れば、�△�読みたいです!ゆうさんの他の作品も大好きでよく読み返してます。これからも頑張って下さい!! (2020年3月15日 14時) (レス) id: 26f4520a2b (このIDを非表示/違反報告)
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