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侑李-side
涼「先に、お風呂 入っておいでよ。」
と言われて、先にお風呂に入らせてもらって、涼介の服を貸してもらって、涼介がお風呂から出てくるのをソファーで待ってるんだけど…。
年末からノンストップでお仕事をしてきたから、眠くなってきちゃった。
一生懸命、目を擦って、眠気と戦っていたんだけど。
少しだけ…、涼介がお風呂から出てきたら、起きればいいよね。
ゆっくりと瞼が閉じて、僕は夢の世界へ。
しばらくして、涼介がお風呂から出てきた。
涼「あ〜、気持ちよかった。ゆーり、お待たせ、そろそろ寝よっか。」
「…」
返事をしない僕を覗き込んで、
涼「なーんだ、もう、寝ちゃったのか…。」
ちょっと、残念そうに、くしゃっと笑うと、僕の頭を撫でながら、
涼「こんなところで寝たら、風邪引いちゃうぞ。」
鼻をぎゅっと、つままれて、
「んー。」
寝返りを打って、でも、起きないよ。
涼「くふふ、おまえ、かわいいなぁ。」
そんなこと、知ってるもん。
目を細めて、僕を見る涼介。
僕はね、僕を好きな涼介が好きだよ。
涼「こら、ゆーり、ベッドでいっしょに寝よ。」
身体をゆすって、無理矢理 起こされる。
「ん"ー。」
ゆっくり、目を開けると、
涼「ほら、立って? いくぞ。」
「…」
抱っこしてくれないの?
涼「そんな顔しても、だぁめ!」
きゅっと、手を繋いで、僕をベッドまでエスコートする涼介。
フラフラした足取りで、後をついていく僕。
ベッドにつくと、ふとんを捲ってくれて、僕に先に入るように、促してくれる。
ごろんと横になれば、おふとんからも涼介の匂いがして、幸せ。
だけどね、当たり前のことだけど、ふとんの中が、冷たい。
「ひゃっ、っ、つめたい。」
だんご虫みたいに、まあるく縮こまる。
涼「ん、どうした?」
「りょ…すけ、早く来て。ぼく…を、あたためて…?」
涼「ぷっ、ほんと、どうした?」
おふとんをかけながら、隣に横になって、ぎゅぅっと、抱きしめてくれる。
「ん、あった、か…い。」
えへへ、僕に甘い涼介が、やっぱり大すき。
目を瞑れば、心地よい眠りに落ちていった。
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はなん(プロフ) - 楽しみにしてます! (2020年7月24日 22時) (レス) id: 039a9f3787 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - はなんさん» はなんさん、コメントありがとうございます。 次は、ステイホーム期間中のお話を考えてます。 (2020年7月24日 12時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
はなん(プロフ) - 久しぶりに、お話見れて 嬉しかったです!! つぎも、楽しみにしています! (2020年7月23日 23時) (レス) id: 039a9f3787 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - みるく餅さん» みるく餅さん、コメント、ありがとうございます。 (2020年3月7日 11時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - mui☆さん» 喘息持ちで、過呼吸っぽい感じなら、かけそうです。病気の知識、あんまりないので、できる範囲で、書かせてもらいますね! (2020年3月7日 11時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
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