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♯19 ページ21

侑李-side


ゆーてぃの気持ちに、ちゃんと応えるためにも、涼介との関係にしっかりけじめをつけなきゃ。


ゆーてぃの優しさに、このままずっとお世話になるのはダメだと思った。


だから、僕は、決めたんだ。


昨日、飛び出してきた家に帰るのは、けっこう勇気のいることだった。


アパートの下から、部屋を見上げると、明かりはついていなかったから、まだ、涼介が戻ってきていないことが分かった。


よかった…。


ちょっと、ほっとする自分がいた。






部屋の中に入り、涼介が帰ってくるのを待つ。


もう、日付がかわっていた。


今日も朝帰りかな…って、思ったとき、


ガチャリ


玄関の鍵が開く音。


涼介が帰ってきた。


ちゃんと伝えられるかな…。


足音がリビングに近づいてくる。


明かりがついているから、涼介も僕がいることに気がついているはずだよね。


カチャ


リビングのドアが開いて、涼介が入ってきた。


「おかえり。」


涼「…ただいま。」


無表情だったけど、ちゃんと応えてくれたことに安堵するも、そのまま涼介の部屋に行ってしまいそうだったから、慌てて声をかける。


「あの…、涼介。ちょっと、いいかな。聞いてほし
 いことがあるの。」


涼介が立ち止まってくれるから、もうひと押し。


「よかったら、そこ、座って…?」


涼「…うん。」


涼介は、僕に向かい合わせで、座って、


涼「…なに?」






涼介とこんな風に、面と向かって話すの、いつぶりだろ…?


あぁ、緊張する。

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ゆう(プロフ) - なるみさん» なるみさん、ありがとうございます。また、何か書いていくので、チェックしてみてください。 (2018年7月24日 5時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
なるみ(プロフ) - コメント失礼します(( 今回のゆとちね、すごくよかったです!これからも応援しています。 (2018年7月23日 15時) (レス) id: 06abf45221 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年6月24日 16時

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