♯17 ページ18
裕翔-side
山と話をしなきゃって思ってたんだけど、仕事が終わって帰る支度をしていた時、山の方から、話しかけてきた。
涼「侑李、見つかったんだ。」
「公園にいた。」
涼「公園…？」
「うん。雨に濡れて、意識失って、ベンチで倒れ
てた。」
涼「それで…、熱？」
「そう、かなり弱ってたし。」
山の気持ちがちぃから離れてしまっているんだとしても、ちぃの彼氏は山だから。
昨日のことは、ちゃんと話した方がいいよな。
弱っているちぃに付け入ったのは、俺。
ちぃが責められるのは、本意じゃないし。
悪いのは、俺だから。
「ちぃに、気持ち伝えた。」
涼「…そう。」
無表情の山からは、何を考えているか分からない。
「ちぃを…、抱いた。」
涼「…」
表情は変わらないけど、ジロッと上目遣いで睨まれる。
「ちぃの気持ちは、まだ…。山のこと、好きかもし
れないけど、必ず、俺のこと好きにさせてみせ
る。だから、ちぃに気持ちがなかったら、ちゃ
んとけじめ、つけてほしい。ちぃが前に進める
ように。」
ピリピリとした冷たい空気が、俺たちの間に漂う。
涼「…分かった。」
小さく呟くと、山は行ってしまった。
さぁて、俺も帰ろっと。
ちぃが待つ俺の家へ。
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ゆう(プロフ) - なるみさん» なるみさん、ありがとうございます。また、何か書いていくので、チェックしてみてください。 (2018年7月24日 5時) (
レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
なるみ(プロフ) - コメント失礼します（（ 今回のゆとちね、すごくよかったです！これからも応援しています。 (2018年7月23日 15時) (レス) id: 06abf45221 (このIDを非表示/違反報告)
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