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♯12(*) ページ13

侑李-side


裕「…ちぃが、好き。」


切ない表情で、触れるだけのキスをして、合間に


裕「好き。」


何度も囁かれ、頭が混乱する。


涼介のキスとは、全く違うけど、ゆーてぃとキスしながら涼介を重ねちゃう僕は、最低だ。


裕「ごめん。俺…、ダメって分かってるけど、
  ちぃが…、ほしい。」


僕が、そういうことしたいって思っているのは、涼介だけ。


だから、びくって肩が震えちゃった。


ゆーてぃは、どこまでも優しくて。


裕「嫌だったら、突き放して…? じゃないと、
  俺…。もう、止められないよ。」


僕に逃げるチャンスをくれたんだ。


でも、ゆーてぃの気持ちに気づいてしまった今。


これまで、どんな気持ちで、僕の傍にいてくれたんだろうと思うと、申し訳なくて。


抵抗することはできなかった。


突き放すこともせず、ただ、弱々しくゆーてぃにしがみつく。


それまで、僕を包み込むように優しく抱きしめていたゆーてぃが、一瞬だけ強引になって。


僕は、ソファーに押し倒された。






自己中で強引な涼介とは違って、ひどくしたら僕が壊れちゃうって思っているんじゃないかってくらい優しく。


僕の着ている大きめのTシャツ。


その中に入ったゆーてぃの大きな手が、僕の身体をゆっくりとなぞる。


指の腹で、胸の突起を円を描くように刺激されれば、僕の身体は正直だ。


裕「ツンと固くなったね。ふふ、もっと気持ちよ
  くしてあげる。」


Tシャツをまくりあげるから、露になる僕の胸の飾り。


ちゅぱ、くちゅ…、といやらしい音をたて、ゆーてぃの舌が動く。


ちゅっと吸われたり、指で何度も刺激されたり…。


ぷっくり、赤くふくれあがる。


僕は、声を抑えるのに必死で。


裕「ちぃ、きれい…。」


そう言って、ズボンを下着ごと剥ぎ取られる。


裕「ねぇ、ちぃ。」


「…ん。」


悲しげに微笑んだゆーてぃが、鎖骨の辺りに顔を埋めると、


チクリ


鈍い痛みを感じる。


顔を上げ、僕をじっと見つめながら、


裕「このまま…、
  俺のモノになっちゃえばいいのに。」

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ゆう(プロフ) - なるみさん» なるみさん、ありがとうございます。また、何か書いていくので、チェックしてみてください。 (2018年7月24日 5時) (レス) id: d0278d48e0 (このIDを非表示/違反報告)
なるみ(プロフ) - コメント失礼します(( 今回のゆとちね、すごくよかったです!これからも応援しています。 (2018年7月23日 15時) (レス) id: 06abf45221 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆう | 作者ホームページ:http//  
作成日時:2018年6月24日 16時

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