Part7.5 ページ5
夢主SIDE
はぁ、少し疲れた。
少しずつ客人が増えてきて大変なのは自室で食べたいと言う人たちだ。
名前は挙げないが機械いじりに没頭して食事を忘れる人や喧嘩したから自室で食べたいと言う人、食堂で食べる気分では無いと言う人…。
兎にも角にも部屋移動が大変なのだ。
理由は屋敷が広い以外にもちゃんとある。
なんと食器を運ぶトレーラーが壊れてしまったのだ。
執事「今日は一段と疲れているようですね、後片付けはやっておきますから早くおやすみなさい」
夢主[ありがとうございます、そうします]
執事「おやおや、いつもより素直ですね。悪い意味ではありませんよ。これくらいしか我々に手伝えることはないのですからもっと頼ってくださってもいいんですから」
夢主[掃除や洗濯など他のことをやらせっきりな手前、俺の仕事も手伝って貰うのは使用人としていけないと思うんです]
そう。俺がやってる仕事は料理だけなのだ。
だからせめて料理に関する仕事はこなさないと二人に負担をかけてしまうことになる。
執事「誰しも助け合って生きていくんです。頼られると嬉しいんです。私も貴方を頼りますから、貴方も私達を頼ってください。そうしないと等しく支え合えなくてバランスを崩して双方倒れてしまうかも知れません」
夢主[善処します]
執事「そこは素直じゃ無いんですね」
頼られるのは嬉しい。
だがどうしても頼ろうという思考になれない。
頼りないと思っているんじゃ無いが、そう思わせて別館住まいの執爺を怒らせたこともあった。
執事「でしたら、お客様を頼ると良いですよ」
夢主「????」
執事「お客様はとても個性豊かな方々ばかり。専門的なご職業の方もいらっしゃいます。頼った方が良いときが今後多く出てくるかも知れませんよ」
確かに俺は医術の心得も無ければ庭の手入れの仕方だって素人だ。
執事「皆さん、貴方が獣人で口がきけないからと暴力を振るう方は居なかったのでしょう?」
夢主[そう、ですけどだからといって使用人の俺が客人に頼み事なんt]
執事「貴方は今まで十分頑張ってきました。勿論これからも頑張って頂くつもりですが周りに頼れる人が居ることを忘れないでほしい、そう思ったのです。皆さん、きっと貴方の力になりたいと思っていますよ」
夢主[確かにジョゼフさんに言われたりしましたけど、でも俺なんか…]
執事「卑下しないで平等に扱ってあげてください。
(貴方は荘園に招かれた一人なんですから)」
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ひまわり(プロフ) - 直せたと思います。夜雨さんご報告感謝いたします。ありがとうございました。 (2020年8月29日 16時) (レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - あら!ありがとうございます、直しますね (2020年8月29日 16時) (レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
夜雨 - 7ー2が石ではなく医師になっていますよ (2020年8月29日 15時) (レス) id: a3c70cbb44 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - お待たせしましたっ!ロビーくん可愛いからどんどん書けちゃいます! (2020年7月7日 17時) (レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 薔薇杖さんありがとうございます(^_^)もう少ししたら更新する予定なのでそれまで待って戴けると幸いです。 (2020年6月30日 11時) (レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひまわり | 作成日時:2020年5月23日 1時