Part4-3 ページ38
夢主SIDE
よかった。ちゃんと生きてる()
さて、今日の仕事を始めるとするか。
今日の夕飯は中華料理の予定だから朝と昼は少し軽めの物を出そう。
別館の朝食の支度を終えて皆さんを呼びに行く。
ｺﾝｺﾝ
夢主［朝食の用意が出来ましたのでお呼びしに来ました］
黒無常「あぁ、分かった」
食事を出したら本館の食事の支度をしないと…
黒無常「待て」
夢主「！？」
少し身構えてしまったが表情から威圧的な感じはなさそうだ。
黒無常「昨日は、その怖がらせて悪かった。お詫びと言っては何だが俺たちがよく飲んでいるお茶の葉を受け取ってほしい。皆にもだしてくれ」
そう言って俺に茶葉の箱を渡すと黒無常さんは消えて代わりに白無常さんが出てきた。
白無常「彼、素直になれないだけで本当は優しいんですよ」
夢主［はい。そのようですね。こちらの茶葉は朝にでもお出ししてよろしいですか？］
白無常「そうしてあげてください。説明は私からしますので。貴方も是非飲んでください。本当に美味しいですから」
このお茶がきっかけで別館の人たちが少しでも仲良くなれるよう、美味しく淹れなければ。
白無常「ところで、貴方はいつも筆談しているようですがもしかして喋れないのですか？」
夢主［はい。使用人ましてや料理人ともあろう俺が意思疎通が難しいというのもあって皆様にはご迷惑をおかけすると思いますがご容赦ください。］
白無常「いえいえ、我々は大丈夫ですよ。こちらこそ何か困ったら遠慮無く言ってください。使用人と客人の間柄とはいえ、互いが助け合うのは生きる上で当たり前のことですから」
夢主［ありがとうございます。その時は是非頼らせてください］
本当に優しい方達だ。なんだか歯がゆいな。
謝必安さんに教えてもらった入れ方でお茶を淹れると、すでに美味しそうな香りがキッチンに広がった。
一杯だけ頂いて、三つの急須でお出しした。
夢主［無常様からの差し入れです］
リッパー「優しい味ですね、とても落ち着きます」
黄衣の王「うむ、とても美味だ。これはなんと言うんだ？」
白無常「凍頂烏龍茶といいます。脂肪の吸収を抑えたり活性酸素を減らしたりと健康的でもあるんです」
道化師「俺を見て言うなよな、これは筋肉だ！」
芸者「あんさん良く知ってはるなぁ、私のお茶も是非飲んでみておくれやす」
結魂者「私も飲みたい！美智子のお茶もとても美味しいのよ！」
お茶に合う和菓子を作れるように少し勉強しようかな。
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ひまわり(プロフ) - 自分も読み直して分かりづらかった箇所だったので一部治させて頂きました。ご指摘いただいたＭＡＲＥさん本当にありがとうございました！ (2021年3月14日 11時) (
レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ＭＡＲＥさんありがとうございます！！！！見直しておきます！！！！！！！！！！！ (2021年3月14日 11時) (レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
MARE(プロフ) - 演出でしたら申し訳無いのですが5-4の夢主君のセリフに誤字が御座います。御確認お願い致します (2021年3月13日 18時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 復活せし道端の牛肉さんこんなにも嬉しいコメありがとうございます！素敵って言われたので調子乗っちゃいますねｗ今日はたくさん更新します！本当にありがとう！！とても嬉しいです！ (2020年5月22日 19時) (レス) id: cb9667eabc (このIDを非表示/違反報告)
復活せし道端の牛肉 - これからも頑張ってください。 (2020年5月22日 17時) (レス) id: b620562166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2020年3月25日 11時
