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【スンチョルside】
『ただいまー！』
sc「おかえり俺の天使♡」
学校から帰宅した可愛い可愛い妹をいつもどおり抱きしめようと試みるも、失敗。
それにしても、今日は遅かったな。まあ大方明日の練習でもしてたんだろうけど。
『放課後リレーの練習してたんだー』
sc「へぇ、お疲れ様」
『うん。ミンギュとかジュアとかがね、あ、ジュアってバスケ部の子なんだけど、みんなが褒めてくれてさ』
いつもだったら黙って自分の部屋に行くAがこんなに嬉しそうに話すなんて、よほど機嫌がいいみたいだ。
練習の成果を認めてもらえて嬉しいんだろう。
得意げに話すAは本当に可愛い。
暑い暑いと言いながら鞄を投げ捨て冷蔵庫を漁る姿もなかなかに趣深い。
sc「明日は青組には負けないからってハニが」
『おっ望むところだよ』
アイスを頬張りながらファイティングポーズを取るA。
Aにとっては初めての、俺にとっては最後の体育祭だ。
明日がAにとって良い日になりますように。
布団に入り、もう寝ようと思っていたらスマホが鳴った。
sc「電話？」
まったく、誰だよこんな時間に。
そう思って見ると、画面には「ジョンハン」の文字。
sc「もしもし」
jh「あーもしもし、スンチョル？」
ジョンハンはもともと柔らかい声をしてるけど、眠いのかその柔らかさに磨きがかかっている。
じゃなくて、
sc「どうしたんだよこんな時間に」
jh「ごめんごめん。や、スンチョルのイヤフォンさ、俺のと入れ替わってない？」
sc「イヤフォン？…………あー、本当だ。悪い、明日返す」
今日の練習のときだろうか。鞄の中のイヤフォンは少し俺のとデザインが違っていた。
jh「明日は多分忙しいだろうし、今度でいいよ」
sc「すまん」
たしかに明日は生徒会としてもいろいろ仕事があって忙しい。
jh「じゃあ早く寝ろよ、生徒会長」
sc「お前馬鹿にしてるだろ」
jh「してないけど？」
ため息をついて、もう切ろうとしたとき、あることを思い出した。
sc「あ、そういえばAのことありがとな」
jh「ん、ああ」
うちの妹がお世話になりました、と礼を言う。
sc「うちの妹、世界一可愛いだろ」
jh「うん」
うん？
jh「じゃあ切るわー」
sc「えっ、お、おう」
そう言って電話は切られた。
聞き間違いかな、
あいつ、うんって言わなかった！？
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よしよしちゃん(プロフ) - なさん» こんばんは。ありがたいお言葉、本当に励みになります😭❕こちらこそ、そのような解釈をしてくださって、本当に嬉しいです。こんな作品ですが、これからもよろしくお願いします🙇♀ (3月29日 1時) (
レス) id: 51e421583f (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - ジョシュアペンなのですがジョシュアの解釈もとても素敵で、学生生活の儚さを表現してくださっていて大好きな作品です！お体に気をつけてお過ごしください！いつも更新ありがとうございます！ (3月28日 0時) (レス) id: b8691a6518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yo | 作成日時：2024年1月30日 17時
