【番外編 : キムミンギュの苦悩�ぁ� ページ32
『そんなことよりも、昨日はごめんね』
mg「昨日って？」
『カトク！…せっかく交換しようって言ってくれたのに』
心から悲しそうな顔をするA。
気にしてくれてたんだ。
『あのね、私、２年くらい前まで、その…日本にいたんだ。だから、カトクやってなくて』
mg「ああ、うん」
『あれ、それだけ？……もっと驚くと思った。私日本人なんだよ？』
mg「え！？驚いたほうが良かった？」
昨日ユズに教えてもらったから、知ってただけだけど。
mg「だって、ミョンホも生まれは中国だし」
『あっそうなんだ！？』
なんか私達グローバルだね、と笑うA。
前も思ったけど、Aって笑った顔が一番……………やっぱりいいや。
『あー、そんな話したかったんじゃなくて〜』
難しい顔をしながら、いそいそと鞄を漁るA。
俺の気持ちなんて、知りもしないんだろうな。
『はい！』
mg「え？何これ」
何をしだすかと思ったら、スマホを取り出し、俺の前に出した。
『え？合ってるよね？』
mg「これ……カトクのQRコード？」
スマホの画面に映っているのは、間違いなくカトクのQRコードだった。
mg「あれ、やってないんじゃ…？」
『うん、だから昨日始めたの！』
え！？始めたの！？
2年間入れてなかったのに！！？？
『何その顔ㅋ交換しようって言ってくれたじゃん！』
mg「え、お、俺が言ったから？」
なんて、自惚れみたいなことまで口走ってしまったけど、
『そうだよ！でもまだ使い方よく分かんないから教えてね』
mg「もちろん教えるよ！！……教えるけど！」
なんだそれ、なんだそれ！！
だって、そんなの反則じゃん……！！
高ぶる気持ちを抑えながら、QRコードを読み込む。
『わぁっ友達一人目！』
なんて、トドメまで刺して。
駄目だ。認めたら負けだと思っていたけどやっぱり駄目だ。
俺、Aが好きだ。
結構本気で。
『ミンギュ、どうかした？』
mg「いや、なんでもない！！早く行こ！」
『えー、待ってよ！』
こんな恋、めんどくさいに決まってる！！
ミョンホになんて言おうか……。
俺の苦悩は、しばらく続きそうです。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
番外編、いかがでしたか？
次回から本編に戻ります。
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よしよしちゃん(プロフ) - なさん» こんばんは。ありがたいお言葉、本当に励みになります😭❕こちらこそ、そのような解釈をしてくださって、本当に嬉しいです。こんな作品ですが、これからもよろしくお願いします🙇♀ (3月29日 1時) (
レス) id: 51e421583f (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - ジョシュアペンなのですがジョシュアの解釈もとても素敵で、学生生活の儚さを表現してくださっていて大好きな作品です！お体に気をつけてお過ごしください！いつも更新ありがとうございます！ (3月28日 0時) (レス) id: b8691a6518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yo | 作成日時：2024年1月30日 17時
