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ﾊﾟﾝｯ
ピストルの合図でみんなが一斉に走り出す。
「４組いけー！！」
「ジュア頑張れー！！」
おお！やっぱりジュア速いな！？
こんな遠くてもすごく速いのが分かるなんて、さすが。
それでもやっぱり男子もいるので、今は………３番目くらい？
１位は簡単じゃなさそうだ。
でも、まだまだこれから！
バトンが次のユンソ君に渡る。
ja「はい！ユンソ！」
yn「よしっ！」
おおっ…と歓声が上がったのが分かった。
『速っ…！』
ユンソ君の想像以上の速さに、思わず声が出る。
ちょっと！速いじゃん！！
普段割と物静かだから、なんだかギャップが…！
なんて考えている内に、私の番が回ってきました。
一人抜かして、今二位。
私の役目は、この順位をキープすること！
yn「Aさん、ガッツだよ！」
『うんっ、ありがとう！』
ユンソ君は、優しくエールを送ってくれた。
バトンが私の手に渡る。
「Aー頑張れー！」
「A！本気だぞー！」
観客席からも応援の声が聞こえてくる。
先輩たちの席は遠いけど、きっと応援してくれてるかな。
前を向いて、思いっきり地面を踏み込む。
バトンパスはうまくいったから、あとは全力で走るだけ！！
jh「Aーーー！！ファイティーン！！」
う、わ！ジョンハン先輩！！
めちゃくちゃ離れてるのに、どんだけ大きな声出してるんですか。
そういうの、柄じゃないくせに！！
yz「おお！A速いじゃん！」
mh「練習の成果だねー」
dk「Aー！あとちょっと！」
アンカーが待つ、赤いコーンが見えてきた。
ミンギュが待ってるところまで、もう少し。
あとちょっと、頑張れ、もっと速く！
1位の人も抜かせるくらい！！
息が切れてきても、全力で走り続ける。
200メートルって案外長いね。
でも、絶対抜かさせないから！
不安でいっぱいだったけど、今はもう大丈夫って思える。
ジョンハン先輩とあんなに練習したんだから。
ミンギュが待っててくれてるから。
だから、大丈夫！！
『っはぁ、ミンギュっ！！』
今までで一番速く走ったからか、もう限界みたいだった。
最後の力を振り絞って、ミンギュにバトンを差し出す。
視界が霞んで、ミンギュの顔はよく見えない。
今どんな顔してるのかな。
mg「A、お疲れ様。あとは任せて」
ミンギュの優しい声がして、手からバトンが離れる。
顔を上げると、もうミンギュはいなかった。
『いや、はっや………！！』
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よしよしちゃん(プロフ) - なさん» こんばんは。ありがたいお言葉、本当に励みになります😭❕こちらこそ、そのような解釈をしてくださって、本当に嬉しいです。こんな作品ですが、これからもよろしくお願いします🙇♀ (3月29日 1時) (
レス) id: 51e421583f (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - ジョシュアペンなのですがジョシュアの解釈もとても素敵で、学生生活の儚さを表現してくださっていて大好きな作品です！お体に気をつけてお過ごしください！いつも更新ありがとうございます！ (3月28日 0時) (レス) id: b8691a6518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yo | 作成日時：2024年1月30日 17時
