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mg「とにかく、早く戻らないと」
『うん』
人がいてラッキーだと思ったけど、お互い迷子だった。
2人で体育館の場所を探して走る。
それでもなかなか見つからない。
mg「ああ、こんなことならミョンホと離れなかったらよかった…」
『ミョンホ？』
mg「うん、友達」
ミョンホがいなきゃ何もできないなんて、俺、こんなんで高校生やっていけるのかな…。
『……不安なの？』
mg「うん、うまくやっていけないかも」
立ち止まった俺を見上げる彼女。
『大丈夫だよ』
その子が、俺の手を取る。
『不安なのはみんな一緒だよ。……きっとうまくいくよ』
mg「なんでそんなこと分かるの」
出会ったばかりなのに、と。
顔を上げたその子はニコッ優しくと笑って
『私がいるから！…もう友達でしょ？』
mg「……」
何も言えずにいると、窓から強い風が吹いた。
『あ、桜』
中庭に大きな桜の木があることに気づく。
『見て！桜だよ！！きれー！』
mg「見たら分かるよ！」
でも、本当に綺麗。この高校、こんなのあったんだ。
『もうさ、サボっちゃおうよ。今さら行ったって変わんなんいよ』
mg「……だね」
桜の花びらを掴み、いたずらっ子のように笑う彼女。
それにつられて、俺もさっきまでの不安な気持ちはどこかに行ってしまった。
『それにしてもすごいね！！韓国には桜ってあんまりないから、嬉しい！』
はしゃいじゃって、子供みたい。
ねえ、名前は何て言うの？
君は不安じゃないの？
韓国には、ってどこから来たの？
mg「ねえ」
俺がそう言ったとき
ﾋﾟﾝﾎﾟﾝﾊﾟﾝﾎﾟｰﾝ
《キム・ミンギュ、A・Aの２名は、職員室に来なさい》
『ミンギュって言うんだ』
mg「呼び出されちゃった……」
思わぬ形で名前を知ってしまった。
ていうか、職員室の場所がわかったら苦労しないんです。
結局その後、３年生の先輩が俺達を見つけてくれて、案内してくれた。
その人がシュアヒョンっていうことは、その時はもちろん知らなかったわけだけど。
yz「あっA！」
『ユズ〜〜〜〜〜〜！！！！』
mg「ミョンホォ！！」
mh「だから言ったのに…」
こってり怒られた後、ジョングク先生に連れてこられたのは、１年４組。
『同じクラスだね、嬉しい？』
mg「うーんどうだろ」
なんだと！と威嚇してくるA。
本当はこのときすごく嬉しかった。
今思えば、あのとき既に俺の心はAに掴まれてたみたい。
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よしよしちゃん(プロフ) - クパン推しのCARATさん» そう言ってくださり本当に嬉しいです！ありがとうございますm(_ _)m (1月9日 3時) (
レス) id: 86a358a3c4 (このIDを非表示/違反報告)
よしよしちゃん(プロフ) - はにちゃんさん» わー！嬉しいお言葉ありがとうございます！！続きどんどん書いていきますね💕 (1月9日 3時) (レス) id: 86a358a3c4 (このIDを非表示/違反報告)
クパン推しのCARAT - いつも楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (1月8日 23時) (レス) @page34 id: f10a1613a9 (このIDを非表示/違反報告)
はにちゃん - 最高すぎる！続きめっちゃ気になります！楽しみに待ってます (1月8日 22時) (レス) @page34 id: dc1bc824b8 (このIDを非表示/違反報告)
よしよしちゃん(プロフ) - 棚からぼたもちさん» すみません💦一度外したのですが、こちらの不注意でした。ご指摘ありがとうございます。 (1月7日 23時) (レス) id: 86a358a3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yo | 作成日時：2023年12月25日 3時
