青い恋 (ページ9)

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mh「復讐って言ったって具体的に何すんのさ」
『………』

昼休み、いつものように4人でお弁当を食べながら作戦会議をした。

yz「何も考えてないのね」
『だって難しくない？』

水かけるとか？でもそれは人としてなー…でもなんかこう、ギャフンと言わせたいんだよね

mh「もうやめときなよ。うまくいく未来見えないよ」
yz「そうだそうだークッキーはまた今度作ってあげるからさ」

怒ってる理由別にクッキーだけじゃないから！

『なんかいいのないかなー』
mg「俺…」

それまで黙っていたミンギュがつぶやいた。

ちなみに、ミンギュには(めんどくさいから)黙っとこうねという約束は、鬼のように口の軽いユズによって秒で破られた。

mg「俺そいつ嫌い。復讐協力するよ」
『ミンギュ！！』
yz mh「「ミンギュ……」」

2人がため息をつく。

『ミンギュ、何か案が…？』
mg「いや、ない。A行こ」
『えなに何』

急にミンギュが立ち上がり、引っ張られる。
今日はよく引っ張られる日だな…

『じゃなくて、どこ行くの！？』
mg「上」
『上？』

上って……どこ！？

…まあいっか。こういう時のミンギュには何を言っても無駄だし。ミンギュが協力してくれるなら、なんかちょっと心強いしね。

yz「復讐って漫画じゃないんだからさー」
mh「やめた方がいいと思うけどねー」

呆れたような2人に見送られながら、ミンギュの言う「上」に向かう。