青い恋 (ページ8)

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なんなんだあいつ！！
人のことからかって、馬鹿にして、面白がって…性格終わってる！！性格ブスだ性格ブス！！

大股で廊下を歩き、教室のドアを開ける。

内心、決して穏やかではない。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

『間に合った…』
mh「あ、A帰ってきた」
mg「ハイ俺の勝ちー」
yz「あーあ私のお昼代が…」

こいつら私の生存賭けてたな？

nm「そこ喋るなー」
「「「ハイ！」」」

yz「ナム先生激怒で草」
『静かにってば』

まだ先程の怒りがおさまらず、私は授業どころじゃなかった。

クッキーを食べられただけじゃなく、先輩への想いもからかわれた。
悔しい。あいつ、どう復讐してやろうか…

『お』

ユズからチャットが届いた。私たちはタブレットで授業中もよくチャットしている。

yz〈あのイケメンについて説明してもらおうか〉
《あいつが朝言ってた人。悪魔。》
yz〈悪魔？笑えぐいくらいカッコよかったじゃん。下手したらジョシュア先輩よりも…〉
《おだまり！あいつ最低だよ。クッキーも取られたTT》

思い出しただけでイライラしてくる

yz〈クッキー取られたんだ笑なんでそんなちょっかいかけられてんの笑〉
《①単純に性格が終わってる、②私の反応を面白がってるか、③今朝のこと根に持ってるかだよね》
yz〈根に持っているに一票〉
《えーちゃんと謝ったよ》

nm「じゃあここの答えをA」
『あっハイ！！』

ぼーっとチャットしてたらナム先生に当てられた。
やばい全然聞いてなかった…どうしよ。

困り果てていると、

mg「A」

ココ、とミンギュが自分のノートを指差して教えてくれた。

ミ、ミンギュ〜〜！！TTありがとう…いつもボロクソ言ってすまんな…

『x＝√21です』
nm「違います」

間違ってるやないかい。

nm「ここは余弦定理を使うんだよ。話聞いててくださいね」
『ハイ…』

結局怒られちゃった。

やっぱナム先生圧すごいわ。ナム先生ならユン・ジョンハンにも勝てそう。
おいユズ何笑ってんだよ。

mg「ごめんA…」
『いいよいいよ。教えてくれてありがと』

だからそんな捨てられた犬みたいな目で見るな…。

ミンギュは暑苦しい犬だけど、いいやつ。
だからミンギュが作ってくれたクッキーをあんなに軽々しく食べたユン・ジョンハンが尚更憎いのだ。

ミンギュがもしこのことを知ったら悲しむだろうな…。

決めた。
私、ユン・ジョンハンに復讐します。