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【ミンギュside】
mg「Aがジョンハニヒョンのこと好きになったらどうしよう」
mh「えー無いと思うけどなあ」
部活が始まっても頭の中はそのことでいっぱいだった。
てかなんかA帰ってるし。
mh「Aはともかく、ジョンハニヒョンはAのことなんとも思ってないと思うけどね？」
mg「そんなのわかんないじゃん！何とも思ってない子と毎朝一緒に走る！？」
dk「確かに」
mh「可愛い妹みたいな感じかもよ？」
mg「それにあんなにAの近くにいたらAに惚れるに決まってる。絶対」
dk「すごいこと言い切ったぞ」
だってあんなに可愛いんだよ？
猫みたいな目に可愛い唇、元気いっぱいだけど目を離したらすぐどこかに行っちゃう危なっかしい子。それだけじゃなくて、とっても優しくて、自分のことは二の次にしてしまうような子。Aに言ったらそんなことないっていうと思うけど。
mg「こんなに好きなのに…」
mh「こんなに分かりやすいのにね」
一生懸命アピールしてるつもりなんだけど、Aは相変わらず俺のことを仲良い男友達としか思っていない。
mh「この前は犬って言ってたよ」
mg「人間ですら無いの！？」
dk「ていうか注意すべきはジョンハニヒョンよりシュアヒョンでしょ」
mg「いやそうなんだよなあああ」
そう。俺の大好きなAは、シュアヒョンのことが大好きなのである。残念ながら。
mh「結局シュアヒョンはどう思ってんだろうね」
mg「それを確認する勇気は俺にはない…」
dk「えーい意気地なし」
mh「意気地なし〜」
そうだ。俺はずっと意気地なし。告白する勇気もないまま、ずっと仲良い男友達っていう美味しいポジションで居続けてる。
その上諦めも悪い。
mg「負け確定の恋なのにね…」
dk「ミンギュ…」
Aがシュアヒョンの話をするたびに心がズキンと痛む。
シュアヒョンがA以外の人と付き合って、Aの恋がうまくいかなければいいなんて、そんな最低なことを思っている。
mh「本当に最低だね」
ゔ、わかってますけど…
mh「まあミンギュは一生好きな人とかできないと思ってたから、俺は嬉しいよ」
dk「ロクな女関係なかったもんね」
mh「とりあえずさ、この夏休み頑張ってみなよ。花火大会誘うとかさ」
mg「それ、すごい良いかも」
りんご飴に、焼きそばに、打ち上がる花火。そしてその隣には…
mg「でも誘えるかな〜〜」
dk「えーいそこはビシッと決めろよ！」
mg「痛っ！ケツ叩くなよ！！」
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作者名：yo | 作成日時：2023年12月8日 1時
