青い恋 (ページ5)

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実はジョシュア先輩とミョンホ、ミンギュは同じダンス部なのだ。
他にも隣のクラスのソクミンとか、私の兄とか、いろいろいるんだけど、多いからこの辺で。

私は特に部活に入っていないので、しょっちゅうミョンホとミンギュに絡みに行っている。

なので、ジョシュア先輩ともたまに喋れたりしちゃう。
持つべきものはダンス部の友達だよ。

まあファンの子達に恨まれても怖いからほとんど２人としか喋ってないけど。

ミンギュたちのダンスチームはSEVENTEENって呼ばれていて、確か由来は……なんだっけな、忘れた。

みんなダンスが本当に上手くて、いつ見ても圧倒される。あのミンギュでさえなんかかっこよく見えてくるもん。

もう分かると思うけど、ダンスを踊っているときのジョシュア先輩はやばい。あれはもう何かの罪に当たると思う。もちろん他のメンバーもかっこよくて、校内でかなり人気だ。
文化祭でのパフォーマンスは毎年他校からも見に来る人がいるほど。

『そういえばもうすぐ文化祭だね』
mh「いやまだ７月ですけど」
『いや！夏休みなんか一瞬で終わるよ！』
mg「そうだそうだ！」
mh「ああ…見える…最終日課題に追われて泣いてるこいつらの姿が見える…」

ﾁｰﾝ

『あっクッキーできた！』

全くミョンホったら失礼だな。課題ごとき７月中に終わらせてやる。

できたてクッキーの甘い匂いが家庭科室に広がった。

mh「いい匂い」
『いただきまーす！！』
mg「早い早い、てかお前ら何もしてないじゃん」
『アツ！！』
mg「ばか！？」
『…ん！でも美味しい！これなら先輩も喜びそう！！』

ミンギュ作のクッキーは結構おいしかった。
さすがミンギュ。

mg「…………俺まだいいって言ってない」
『何が？』
mg「シュアヒョン、にクッキーあげるの」
『なんで？』
mg「なんでも」
『えーいいじゃん！……どうしても？』

上目遣いに首をかしげて、きゅるっと、可愛こぶってみる。

普通の人だったら軽くあしらわれるんだけど、

mg「う………………いいけど」

ミンギュには効く。なぜならチョロいから。

『ありがとーミンギュ、大好き！』
mg「今のもっかい言って！？」
『ジョシュア先輩喜ぶかなー！！！！』

制作者の許可もおりたところで、クッキーを可愛く包装する。

mh「A…あんまりミンギュをからかわないであげてね」

あら、ミョンホに怒られてしまった。

仕方ない、後片付けは私がやりますか…。

mh「そういうことじゃないんだけどなー」