青い恋 (ページ36)

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jh「俺は元サッカー部のエースだし、中学のマラソン大会は1位だし、何よりお前と家が近い」

おお、新情報続々！

jh「そんな俺の特別レッスンを受けたらどうなると思う？」
『足が速くなって…リレーぶっちぎり………！？』
jh「悪くない話だと思わない？」
『ジョ、ジョンハン先生ーー！！！』

『と、言うわけでこれから毎朝ジョンハン先輩に教えてもらうことになった』
yz「急展開だね〜まあ仲直りできて良かったけど」
『何か裏があるかも？』
yz「コラ、疑い過ぎは良くない」

登校中、たまたま会ったユズに今朝のことを説明する。

実際私もいまいちピンと来てない。
あの(見た目だけ)王子様みたいなジョンハン先輩に教えてもらうなんて、きっと他の女の子ならお金を払ってでも申し出るんだろうな。

『多大なる感謝…』
yz「何そのポーズ」
『多大なる感謝ポーズ』

いやでも正直かなりありがたいよね。気まぐれかもしれないけど、私のために時間をさいて教えてくれるなんて、普通してくれないよ。これで足が少しでも速くなったら嬉しいな。

yz「ミンギュに頼めばいくらでも付き合ってくれたと思うけどね」
『さすがに申し訳ないよ』
yz「そうかなー？…ってか今日で一学期最後だよ！明日から夏休み！」

は！！そうだ！体育祭より何より夏休みだ！

『ねえどこ行くか決めた？！一緒にプール行かない？』

高校生の夏はあっという間らしいし、四人でいろんなとこ行きたいなー！！そしてあわよくばジョシュア先輩とも…

yz「あ、それだったらアレ行きなよ！」

アレとは？てかまた考えてること口に出てた？

yz「花火大会！ジョシュア先輩誘っちゃいな！」
『えー！花火大会とかあんの！？』
yz「毎年すごい盛り上がるんだから。去年はたまたま中止だったけどね」

そりゃ知らない訳だ。

りんご飴に、焼きそばに、打ち上がる花火。そしてその隣には…

『最高だよ…』
yz「8月の後半だけど、油断しちゃだめよ！ジョシュア先輩なんて超人気者なんだから、すぐ他の人に取られちゃうよ！」
『それはまずい！……でも誘えるかなぁ…』
yz「Aならやれる！夏の雰囲気を利用するの！」
『夏休みマジックってやつか！』
「それはちょっと違う！」

なんか、やる気出てきたー！！
夏って感じ！！

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校長「〜だから、気を抜かずに…」

mh「A、起きなって」
『………』

yz「なんか早起きして走ったらしい」
mh「それで寝てんの？馬鹿…？」