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何故かついてくるユンジョンハン、もとい、ジョンハン先輩。
聞けば、先輩も数日前からジョギングをしていたんだけど、おばあちゃん達に逆ナン(笑)されてラジオ体操に加わることになったらしい。面白すぎるでしょ。
『先輩モテモテですね』
jh「本当にやめてくれ」
本当に嫌そうだな。弱点見つけたかも…
『ところで先輩、家この辺なんですか？』
jh「うん。さっきの公園の近く」
『結構近いですね。意外〜』
jh「いや意外も何も、同じ駅使ってんだから当たり前だろ」
『あ！確かに』
初めて会った日のことを思い出した。
確か駅に向かう途中でぶつかったんだっけ。
『その節はどうも…』
jh「あのときのA、面白かったなー」
くそ、やっぱり性格悪いなこいつ…
『あれからもう一週間くらいたつのかー…もうこの学校は慣れましたか？』
jh「まあねージスもいるし」
jh「元気に突進してきた面白い後輩もいるしㅋ」
『…』
jh「あっコラスピードあげんな」
そろそろ分かってきたけど、この人からかうことでしかコミュニケーションとれないんだな、可哀想に。
『どうせ私は第一印象最悪ですよー』
jh「………あー…なあ」
『ん？』
jh「あれが初めてじゃないって言ったら驚く？」
『あれって？自転車でぶつかられたこと？』
そんなにしょっちゅうあることでもないと思うけど…？
jh「ちげーよ。………あーもう…やっぱ覚えてないか…」
『はっきり言ってくださいよ』
何か悩みでもあるのかな？何でもできるしイケメンだし悩みなさそうだけど。
jh「うん。やっぱいいや」
それよりさ、と話題を変えるジョンハン先輩。
jh「お前リレー走るってマジ？」
『しつこいですね！マジっすよ』
jh「そのフォームで？」
『えそんなにやばいですか？』
jh「それじゃ速くなんないよなって感じ。いいか？下手なフォームでたくさん走っても意味ないんだよ」
厳しいな…分かってはいたものの、そんなにひどいものか…
jh「もっと顎を引いて、腕を上げて」
『こうですか？』
jh「こうだよ」
ジョンハン先輩の指が顎に触れる。
これって俗に言う顎クイってやつじゃない！？
………………違うかも
jh「お前足遅いだろ。なんで立候補したんだよ」
『いろいろありまして…』
jh「そんなんで本番走る気？」
どうしよう…やっぱりまずいよね………。
今からでも他の人に変わってもらうべきかな？
jh「俺が特訓してやってもいいけど？」
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作者名：yo | 作成日時：2023年12月8日 1時
