34 ページ34
翌朝
ジャージ、OK！スニーカー、OK！タイマー、OK！
『AA、出発！』
オッパとの約束通り、早起きしてジョギングに向かう。
今日はとりあえず公園周りを走ってみるつもり。
『この季節になると朝でも結構あったかいなー』
まだ日が昇りきってない分昼より涼しく、丁度いい気温だ。周りには犬の散歩をしてる人や、私と同じように走っている人たちがいる。
うん。いつもギリギリまで寝てるけど、朝活も結構悪くないかも。
『よーし、もう一個先の公園までいっちゃお！』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『ふう、ちょっと休憩ー』
十分ほど走って着いたのは普段はあまり行かない大きめの公園。運動公園らしく、ラジオ体操しているおじいちゃんおばあちゃんがいる。
『元気だなー、ん？』
そのおじいちゃんおばあちゃんの中に、何やら若い女の人を見つけた。
背が高くスラッとしていて、髪はボブくらい…の…いやあれ男だな…！？
てか、
『ジョンハン先輩！？』
jh「ん？あれAじゃん」
すごいよく会うな！！ていうかこの人がどこにでもいすぎなんじゃない！？
『こんなとこで何してるんですか！！』
jh「いや、ラジオ体操」
『なんで！？』
jh「いろいろあって…て、笑いすぎだろ」
だって、面白すぎる。
大量のご老人に囲まれてラジオ体操する美青年ㅋㅋㅋㅋ
その絵面が面白すぎて、ツボってしまった。
『変なのㅋㅋ』
jh「………」
少し恥ずかしそうにしているのが一層面白い。
jh「お前、笑えたんだな」
『いや笑えますよ』
jh「いつもしかめっ面してんじゃん」
『そんなことないですって！Aスマイル結構有名ですよ』
jh「うん、A笑ってた方がいいよ」
少女漫画的なセリフだけど、あなたのせいですからね、怒ってたの。
なんか普通に会話できてるのも、ちょっと嬉しかった。
jh「Aはなんで走ってんの？」
『リレーに向けて！』
jh「えお前リレー走んの？」
走ります。
jh「足速そうに見えないけど」
『だからこうして練習してるんですけど！』
今日は結構ジャージキメてきたんだけど速そうに見えないかな？
『じゃあまた戻るので！』
jh「俺もついてく」
『はい！？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 286人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yo | 作成日時：2023年12月8日 1時
