青い恋 (ページ21)

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１組のドアの前にいた悪魔。

『どいてください』
jh「えーなにまた俺に会いに来たの？」

いい？A、無視が一番よ。

『オッパに会いに来たんです。お弁当渡したら帰るんで』

至って冷静にそう伝える。至って冷静に。

jh「オッパ？ジスのこと？」

？？そんなわけなくない？
オッパってお兄ちゃんのことだよね？

『先輩には関係ないことです』

そう言ってユンジョンハンを退け、教室に入る。

『オッパ』
sc「ん？おおーA！！どうしたんだ急に！！オッパに会いたくなった？」
『違いますー！ほらこれ』

オッパはやっぱりジョシュア先輩と一緒にいた。

ああ、ジョシュア先輩の前でベタベタしないでくれ…

sc「やっぱりそっちに入れてたかー、ごめんごめん」
『いいよ急いでたし』

そう言ってお弁当を交換する。

js「いつもお弁当スンチョルが作ってるの？すごいね」
sc「いやほとんどレンチンだけどな」

おいチェ・スンチョル、せっかく先輩が褒めてくれてるんだぞ。もっと喜べ！

js「いいなー俺もスンチョルみたいなオッパが欲しいなー」
sc「お前みたいなやつが家にいたら嫌だよ」
『先輩、いつでも大歓迎です』

お兄ちゃんなジョシュア先輩もいいな。
絶対優しいし、口うるさい誰かとは…

sc「なんだよ」
『別に〜？じゃ、帰るねー』

そう言って教室を出る。
さ、戻ろう戻ろう。ジョシュア先輩と喋れたのは大きな収穫でした。

『あ』

ドアを開けると、またヤツに会った。
こいつ、まだ居たのか。

しかも何やら考えてるご様子。

jh「お前のオッパってスンチョルだったんだ」
『はいそうですが』
jh「ジスが好きだったんじゃなかったの？」

意味がわからない。なんでジョシュア先輩が出てくるの？
てかずっと好きだって言ってんじゃん！

『先輩には関係ないことです！』

まだ何か言いたげな先輩を残して階段を駆け降りた。
なんなのよもう！