青い恋 (ページ3)

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gk「お、A遅かったな」
『先生…おはようございます』

やっとの思いで学校についた頃には1限目が終わろうとしていた。
電車は今日も満員で、もう正直疲れ切っている。

こんな日でもジョングク先生はかっこいいな。

gk「ナム先生ブチ切れてたからあとで職員室行っとけよー」

うわ、やば。

国語のジョングク先生は神様みたいに優しいけど、担任のナム先生はすぐ怒るから怖い。

yz「おはよ、絶対ドラマ見てたでしょ笑」
『いや道中おばあちゃん救ってた』

教科書をカバンから出していると、前の席のユズが喋りかけてきた。

ユズは日韓ハーフで、中学2年のときに仲良くなった。
韓国語や韓国についてもたくさん教えてくれた良い友人だ。
顔も整っていて、Iveのリズに似ているとかいないとか。

だがしかし

yz「今日グク先生に四回も当てられたㅋㅋ絶対ユズのこと好きじゃんㅋ」
『その顔やめて』

喋ると残念。動くと残念。残念なやつなのだ。

『今日のノート写させて』
yz「いやグク先生の顔しか見てなかったから白紙」
『嘘でしょ。それでよく四回も答えられたね』
yz「グク先生の似顔絵ならあるよ」

いらないよ。

ユズと、いつものように他愛のない話をしていると

mg「Aー！！！！！」

はぁ、来たよ。

『ミンギュうるさい！』
mg「おはよう！今日の髪型かわいいね！」
mh「Aおはよう。なんで遅れてきたの？」

そう言って私の席にやってきた2人の男子。

このでかい犬みたいなやつがミンギュ。
入学初日迷子になって2人揃って放送で呼び出されてからなんでか懐かれちゃった。

人懐っこくてクラスの人気者なんだけど、ちょっと暑苦しすぎるときもある。

で、こっちの細いのがミョンホ。優しくて頭が良い。ミンギュとは中学からの友達なんだって。
結構毒舌だけど、なんやかんやいつも助けてくれるいい奴。

mh「何その顔」
『別に？』

『諸君、今朝の話聞きたいか？』
yz「いや別に」
mh「どうせ寝過ごしたんでしょ？」
mg「俺は興味ある！！どこの駅で寝過ごしたの？」

寝過ごしてないですが。今日は。

ちなみに、この三人はこれでもモテるから困る。
結局顔なんですよ、世の中。

『まじで聞いてよ、実は今日の朝…』
yz「あ、次家庭科じゃん。移動移動」

聞け！！！！