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mh「火曜日って一番嫌いかも」
『わかる』
今日は一時間目から体育。このあっつい中外に駆り出され、ハンドボールをさせられてる私たちは何?
『ミンギュ元気だなあ』
隣のコートでは、ミンギュがキレキレのシュートを決めていた。
女子たちから黄色い歓声が上がる。おお…お熱いこと…。
mh「元気だねえ」
『何言ってんの。ミョンホも運動神経抜群じゃん』
mh「俺は省エネ派なの」
ダンス部は揃いも揃ってアスリート並みに運動ができる。ミンギュとか、2年のジフン先輩とかウォヌ先輩はもうちょっと引くレベル。
ミョンホはアクロバットが得意なんだけど、球技は苦手なんだって。
私は体育は気合とノリで乗り切る派。
が、2人とも暑さでダウンしている状況…
mh「見て、またミンギュゴールした」
『はー…やるなあ』
そしてまた上がる歓声。ミンギュは女子からはもちろん、男子からも人気がある。
ほら、今も敵チームとじゃれてる。
『こう見たらミンギュってかっこいいよね』
mh「人気者だよねえ。昨日も放課後告白されてたよ」
『まじ?!誰?どうなった?!』
mh「2組のパク・ジウンさん。まあいつも通り断ってたけど」
『めっちゃ可愛い子じゃん…ミンギュ見る目ねえ〜!』
そう言った瞬間、ミョンホが笑った。
『え、何?』
mh「いや、うん。ミンギュ見る目ないよね」
うんうん、と頷く。あの犬ダメだな〜
mh「Aはミンギュの事どう思う?」
『え?……犬は恋愛対象外かな』
mh「そういうと思った…」
『えーその顔何〜??』
ってちょっと待って!?
『体育館にいるの、ジョシュア先輩じゃない!?』
mh「あ、本当だ」
運動場と体育館は隣。体育館では三年生がバレーしてるみたいだ。
『朝からジョシュア先輩見れるなんてラッキー!!これが占いの言ってたことかな…』
mh「占い?」
『うん。今朝の占いで私一位だ…った………』
体操着姿の美しすぎるジョシュア先輩。しかしその横には遭遇したくない男ランキング一位のやつが。
mh「あ、ジョンハン先輩だね」
『ですね…』
mh「ユズから聞いたよ。体育祭で勝負するんだって?」
あ、あいつ!ミョンホには言うなって言ったのに!
『勝負じゃないよ…ただ一方的にやるだけ。自己満足だし、ね?いいでしょ?』
mh「…怪我だけはしないようにね」
『はーい!!』
mh「あ、そういえばジョンハン先輩といえば…」
yz「Aー次試合だよ!」
『行く行く!ミョンホまたあとでね!』
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作者名:yo | 作成日時:2023年12月8日 1時