青い恋 (ページ11)

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jh「ホラ、ここだと邪魔になるから」

奴の言葉私達はで逃げるように廊下に移動する。
キムさんと呼ばれた先輩は納得いかなさそうな顔してジョシュア先輩のところに戻っていった。

jh「で、何しに来たのお前。わざわざ俺のクラスに来るとか、もしかして俺のこと…」
『全然違います』

もう色々考えるより一発殴ってしまおうか。

jh「このでかいのは？」
mg「キムです」
jh「韓国人ほとんどキムだけどね」

ミンギュは私の後ろでユン・ジョンハンを睨みつけている。その顔はさながら番犬のよう。

mg「Aに謝ってください。クッキー渡すの楽しみにしてたんですよ」
jh「え？あーそれはごめん。からかいすぎた」

お？思ったよりあっさり謝られたぞ？
いや謝ってもらえて良かったんだけど。なんか拍子抜けるな…

jh「君の彼女、からかってごめんね？」
mg「ぇ゙」
『は？！』

何いってんだこいつ！？

『違う違うミンギュが彼氏とかありえないから！？！』
jh「A、ジスが好きとか言ってたくせに、結構男遊び激しいんだなᄒ」
『な…！！違うって！！』

次々と出てくる悪魔の言葉に、先程収まった怒りがまたふつふつと湧き上がってくる。

こいつ全然反省してない。もうやだ。ミンギュ固まっちゃってるし。

jh「あー笑った笑った」
『あーもう…………なんで私のことからかうんですか』
jh「え？面白いから」

《①単純に性格が終わってる、②私の反応を面白がってるか、③今朝のこと根に持ってるかだよね》

ユズ、①と②でした

jh「今こいつ性格悪いって思ったでしょ」
『…いいえ？』
jh「悪いけど、巷じゃ天使で通ってるんだよね〜」
『みんな騙されてるんだ…』
jh「それにお前俺に借りあるだろ」
mg「借り？」

そういえば、朝言われたような。
ってことは①②③全部じゃん。

jh「でもこれでチャラにしてあげる」
『あ！！！！』

やられた。
手に持っていたサンドイッチをまるまる取られた。
それもただのサンドイッチではなくて、めったに売店にない、たまごハムサンドイッチなのに…！！

『私のお昼…返して……』
jh「じゃあ俺戻るから。ミンギュだっけ？彼女うるさいけど大事にしろよ」
『だから違うって！！』

そう言って教室に戻ろうとする奴。

こいつ会話通じね〜〜〜！ミンギュも何ちょっと嬉しそうにしてんのよ！！

『もういい行こ！ミンギュ』
jh「あ、」

階段を降りようとしたとき、ユン・ジョンハンが振り返った。