紅一点がーるの退所事情。2

退所53 ページ13

ほら、行ってき









と、文一くんに背中を押され









私は走っていた。









バンッ









勢いよくレッスン室の扉を開ける。









私は辺りを見回す。









？「杏奈やったらトイレやで」









背後から聞こえる声









思わず振り返る。









「あっ、なんや…柊真か。」









金「なんやってなんやねん。









杏奈心配しとったで、(人１)ちゃんのこと。」









杏奈ちゃんの性格の良さを痛感させられる。









「…うん、ありがと。行ってくるわ」









金「ん、頑張ってな」









私は女子トイレへと歩みを進めた。









＿＿すれ違いざまに聞こえた柊真の声が、頭から離れなかった。









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"俺も(人１)ちゃんのことめっちゃ心配しててんやからな"

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