#120 ページ25
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…斑鳩さんとのあの夜から、なんの因果かわからないけど私はずっと外泊していた。
もちろん、前みたいに気まずくてじゃない。
仕事が立て込んでて、MANKAI寮へ帰る余裕がなかったのだ。
まぁ結果的に、益々帰りづらくなったわけなんだけど…。
『ただいま帰りました〜…』
「あらAちゃんお帰りなさい！タクシーとか使ってたら、領収書出してね。」
『ありがとうございます。』
事務所に帰ると、美人な事務員さんがお出迎えしてくれた。
事務員さんに言われて、使った分の領収書を提出した。
そして、スケジュール管理をさっさとして、今日は早く寮に帰ろう。
そう思ったときだった。
「あの、Aちゃん…。」
『はい？』
事務員さんが、気まずそうに私にメモを渡してくる。
…え、なに…この様子は…！私が何か問題でも起こして、クレームでもはいったのだろうか。
そんなことを考え、焦りながらメモを受け取る。
そして、そのメモを見て私は軽く目眩を覚えた。
「…ついさっき、△△局の野村さんから、Aちゃんにお電話があって──」
:::
「頼むよAちゃん！！君しかいないんだって！」
『ですが、野村さん…。』
△△局の会議室で、私は中々苦手なプロデューサーを相手にしていた。
それが、さっき私に電話をよこした野村さん。
…私は今、この人からのオファーを全力で断っているのだ。
この人は、キャストの乱用と無茶振りが特徴のわりと厄介なプロデューサーさんだ。
ちなみに私が今断っているのは、"髪の毛がピンクの芸能人でユニットを組んでドームでライブを成功させる"という企画。
茶髪に依存している私からすると、嫌この上ない企画だ。
「でね、考えたんだけどさ！"若者3万人に聞いてみた！ピンクな芸能人でユニット作り！"なんてどう？どきどきするだろ！」
『(この前と企画の内容全然違うんだけど…！)
じゃあ、この中で選ばれたらドームライブ…ってことですか？』
「そーゆーこと！まぁ大半がアイドルになると思うけど…。
Aちゃん畑違いになっちゃうけど、大丈夫だよね？Aちゃん天才だし！」
『え…』
「Aちゃんにはね？みんな期待してるんだよ！
どんなことも卒なくこなす、天才的な小悪魔優等生！
君にはできないことなんてないじゃないか！
それでこそ、天才タレント由井Aちゃんだろう？？」
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夢花(仮垢) - 夢主ちゃん頑張れ…。あ、どこかは忘れましたが(すみません)、この続編のどこかに「してしまった」の所が「してひまった」になってました。今自分が覚えてるってことは割と最後の方です()中途半端 (2018年11月16日 9時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 悠斗さん» コメント、並びにご指摘ありがとうございます。早急に訂正させていただきます。大変失礼いたしました。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 92b7e8a327 (このIDを非表示/違反報告)
悠斗(プロフ) - いつも楽しく読んでいます。文字ミスなのですが120ページの「仕事が立て込んでて、MANKAI両へ帰る余裕がなかったのだ。」 のところで『両』ではなく『寮』ですよね。 (2018年4月7日 11時) (レス) id: c0cfb0f959 (このIDを非表示/違反報告)
ますみすみ(プロフ) - いやぁぁぁｯ///みすみーｯ///本当この作品大好きです!!! (2018年4月3日 0時) (レス) id: 43e6e1321d (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - ひぃゃゃゃゃああ！！！三角〜！！！かわいいよ〜〜〜！！！ (2018年4月2日 21時) (レス) id: 700d4b33cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青
| 作成日時：2017年11月6日 22時
