#118 ページ23
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『斑鳩さん…。すみません、なんかもういろいろと…。』
「え〜？何でごめんなさいなの？」
斑鳩さんは、びっくりするくらいきちんとした看病をしてくれた。
冷えピタを貼り直してくれたり、フルーツを食べさせてくれたり、汗かいて気持ち悪いところを拭いてくれたり…。
いつも突拍子もなくて、不思議ちゃんって感じの人だから…。
そのまま冷水に入れられたり？とかって考えてしまってたから申し訳ない。
『そういえば時間……えっ、もう3時過ぎ！？』
「わぁ！もう深夜だね〜！」
時間を確認して驚く。
斑鳩さんは、窓からきらきらした目で東京の街を一望していた。
天鵞絨の方は、夜になったらシンとしてるから…夜でも暗くならないこの街が、珍しいのかもしれない。
あんな無邪気な顔で外を眺める19歳男子がいるだろうか…？
…意外にいるかもしれない。
『じゃなくて！！…斑鳩さん、このあとどうします…？
ここのホテルの空室とりましょうか？天鵞絨までは遠いですし…アレだったらタクシー代払うので…』
「え？ここに泊まるよ？」
『え"！？』
斑鳩さんは、キョトンとした顔で言う。
…いや、別に斑鳩さんと泊まるのはいいんだ。そうじゃなくて。
『でも…熱移っちゃいますよ…！』
「お風呂行ってきまぁす！」
『い、斑鳩さん！？』
:::
「じゃ、お邪魔します！」
『どうぞ…。』
斑鳩さんはあのあと入浴を済ませて、備え付けのバスローブに身を包み部屋に戻ってきた。
そのまま、私のベッドに入り込む。
…少し狭いけど。何だか、プライベートで人と一緒に寝るなんてことはないためちょっとだけ楽しかったり。
「じゃ、消すねー。」
斑鳩さんが照明を落とす。
すると、斑鳩さんが背中に手を回してきた。
突然のことに驚き、声をあげてしまう。
『いっ、斑鳩さん！？』
「んー？こっちのがあったかいかなぁって思って！」
『な、なるほど…？』
斑鳩さんの、本当に何にもないような声色で言われるとうっかり納得してしまいそうになる。
けど、そういうわけにもいかない。
仮にも私は病人。
マスクはしているものの、こんなに密着したら映る可能性が高くなってしまうのだ。
しかし、焦る私とは裏腹に…斑鳩さんは、私の肩口に顔を埋めてきた。
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夢花(仮垢) - 夢主ちゃん頑張れ…。あ、どこかは忘れましたが(すみません)、この続編のどこかに「してしまった」の所が「してひまった」になってました。今自分が覚えてるってことは割と最後の方です()中途半端 (2018年11月16日 9時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 悠斗さん» コメント、並びにご指摘ありがとうございます。早急に訂正させていただきます。大変失礼いたしました。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 92b7e8a327 (このIDを非表示/違反報告)
悠斗(プロフ) - いつも楽しく読んでいます。文字ミスなのですが120ページの「仕事が立て込んでて、MANKAI両へ帰る余裕がなかったのだ。」 のところで『両』ではなく『寮』ですよね。 (2018年4月7日 11時) (レス) id: c0cfb0f959 (このIDを非表示/違反報告)
ますみすみ(プロフ) - いやぁぁぁｯ///みすみーｯ///本当この作品大好きです!!! (2018年4月3日 0時) (レス) id: 43e6e1321d (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - ひぃゃゃゃゃああ！！！三角〜！！！かわいいよ〜〜〜！！！ (2018年4月2日 21時) (レス) id: 700d4b33cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青
| 作成日時：2017年11月6日 22時
