#122 ページ27
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Chigasaki side.
「づがれ"だ…っ」
鬼の連勤を終え、MANKAI寮に帰ってくる。
玄関を開けた瞬間カレーの匂いが鼻をくすぐった。
由井さんの声は…聞こえない。
由井さんが外泊をはじめて、多分1週間くらい経った。
その間に、紬が由井さんのガチファンだってことが判明したり、太一が由井さんのアニメイベントのチケに当選したり…。
由井さんに話したいことが沢山あるのになぁ、なんて。
部屋に入ると由井さんが居たり…なんていうドッキリがあればいいのになぁとすら思う。
それほど、俺は由井さん不足だった。
…あんなに1人が良かったのに、今では由井さんがいないと寂しいとか、ウケる。
とりえず今日もゲームしよう。
そう思ってドアを開く。そして、その先の光景に俺は目を見開いた。
「由井…さん…。」
『……。』
ボールチェアの中に、由井さんはいた。
でも、ヘッドホンをつけてぼうっとしているため俺には気がついていない。
自然に頭を抱える。
いや待て、こんなベタ中なベタなことリアルである？
そんな、願ったら叶うとかワロ…。
音声認識システム発動って？…いや、口にはだしてなかったか。
とりあえず、嬉しくて俺は由井さんに駆け寄った。
けどそこで気がついた違和感。
「(…元気、ないな。)」
いつもの由井さんなら、何をしてても近くによれば絶対に気がつく。
それは、多分長年大人の世界で過ごしてきた感覚のようなものだと思った。
けど、今の由井さんは俺に気がついていない。
しかも、顔色は悪いし目も虚ろだ。
何かあったのは間違いないだろう。
「(どうしたもんかなぁ。)」
由井さんに気づかれてないことをいいことに、俺は一度由井さんから離れた。
そして、デスクに着く。
…俺は由井さんに何をしてあげられる？
由井さんは何に凹んでる？
俺が…いや、俺にしかできない由井さんへのフォローって何？
いろいろぐるぐる考えて見ても、一向にいい案が出てこない。
埒が開かなくて、PCを立ちあげた。
…そこで、ある考えを思いついた。
「…ゆーいさん。」
俺は勢いよく立ち上がり、由井さんのヘッドホンを耳から外した。
○○○
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夢花(仮垢) - 夢主ちゃん頑張れ…。あ、どこかは忘れましたが(すみません)、この続編のどこかに「してしまった」の所が「してひまった」になってました。今自分が覚えてるってことは割と最後の方です()中途半端 (2018年11月16日 9時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 悠斗さん» コメント、並びにご指摘ありがとうございます。早急に訂正させていただきます。大変失礼いたしました。 (2018年4月7日 14時) (レス) id: 92b7e8a327 (このIDを非表示/違反報告)
悠斗(プロフ) - いつも楽しく読んでいます。文字ミスなのですが120ページの「仕事が立て込んでて、MANKAI両へ帰る余裕がなかったのだ。」 のところで『両』ではなく『寮』ですよね。 (2018年4月7日 11時) (レス) id: c0cfb0f959 (このIDを非表示/違反報告)
ますみすみ(プロフ) - いやぁぁぁｯ///みすみーｯ///本当この作品大好きです!!! (2018年4月3日 0時) (レス) id: 43e6e1321d (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - ひぃゃゃゃゃああ！！！三角〜！！！かわいいよ〜〜〜！！！ (2018年4月2日 21時) (レス) id: 700d4b33cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青
| 作成日時：2017年11月6日 22時
