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「じ、実は…もうその中にいるんだ。
水野がいつまでたっても来なかったから、俺が捜しにいったんだけど…。」
天喰先輩に促されて、再度ドアノブに手をかける。
…会いたいって、いったい誰が…？
しかも、天喰先輩に紹介されるような人って考えると…本当にわからん。
不思議に思いながら扉を開くと、部屋中にソースの匂いが充満していた。
「やァ！！やぁっと来てくれたな！水野Aちゃん！」
『えっ…あっ、ファットガム？！』
そこにいたのは、テレビ越しに何度もみたヒーロー。
BMIヒーローのファットガムだった。
もぐもぐおたこ焼きを食べながら、私の側に寄って来る。
…生で見たら想像よりもすごく大きくて、少したじろぐ。
いや、でも待って？！なんでファットガム…！？
「今日一日観とったでぇ！君ごっつ強いやんけ！
ファットさんびっくりしてもうたがなぁ！」
『あっ、ありがとうございます！！』
「僕ファットガム言います！気軽にファットさんゆうて呼んでくれたらええで！
実はなぁ、そこの環くんが僕んとこでインターンしとってん！
ほんで、君が気になって環くんに案内してもらったっちゅーわけや！」
『そっ、そうなんですね…！』
意気揚々と語るファットガム。
そして、後ろで小さいため息をついている天喰先輩。
…この2人が並んでヒーロー活動してるのはちょっとおもしろいかもしれない。
……じゃなくて！！！
『はじめまして…水野Aです…！』
「おんおん！知っとる知っとる！律儀に挨拶までしてくれて、ええ子やなぁ〜〜」
『わっ』
ファットガムは、その大きい手で私の頭をガシガシと撫でる。
私はというと、この現状に頭がついていっておらずてんやわんやだ。
天喰先輩に、助けてくださいの意味を込めて視線を送っても、顔をそらされた。
…大変言いにくいが、私から話題を切り出さなきゃいけないらしかった。
『…それで、ファット…さん！何故、私のところへ？』
「ん？あぁ！せやせや！Aちゃんええ子でお話しするん楽しいから忘れとったわぁ〜〜！
ごめんなぁ、アメちゃんあげるから許したってなぁ。」
『は、はぁ…。』
ファットガムは、たこ焼きの容器をテーブルに置き私の掌に飴を乗せた。
そして、少し声のトーンを落として、でも優しげな声で話しはじめた。
「君、ウチに来んか？」
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M - めっちゃ最高でした!!（表現力0ですみません）次も楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2021年8月29日 21時) (
レス) id: f5d7f6001a (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - 本当に面白いです！！更新お願いします！ (2021年8月10日 19時) (レス) id: 942b3344d9 (このIDを非表示/違反報告)
さやか - すっごく面白いです！！めっちゃ続きが気になります！！ (2018年7月31日 19時) (レス) id: 05e25352a8 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - まじでサイコーです！弔くんとの続きがみたいです(・∀・)これからも更新頑張ってください！めちゃめちゃ楽しみにしてます！！ (2018年3月4日 4時) (レス) id: e5b1effe20 (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - 一言で言って最高です(真顔) (2018年2月18日 22時) (レス) id: ba99215799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青
| 作成日時：2018年2月8日 11時
