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『えっ…、十座さん…?』
「お前…Aか?」
「「「は????」」」
監督さんたちと話が終わって、少しゆっくりしていってーと言われたためリビングに戻ってくる。
すると、思いもよらない人と遭遇した。
深い青色の髪の毛に、高い背。そして、鋭いけど優しい雰囲気の目元。
3年ぶりくらいの、兵頭十座さんだった。
「お前、こんなとこで何してんだ。」
『今日は監督さんに呼ばれて…。それより十座さん、お元気でした?』
「俺はまぁ…ぼちぼち。やべぇのはお前の方だろうが。」
『ふふ、私もぼちぼちって感じですよ?』
「そうか…。またなんかあったら呼んでくれ。」
そういうと、十座さんは私の頭をぽんぽんとする。
すると、隣から赤い髪の男の子が割り込んで来た。
「わー!!!十座サン!!あの…Aチャンとはどういう関係なんスか?!?!
頭撫でたり…下の名前で呼んでたり…。
ハッ!もしかして、彼女ッスか?!?!」
「落ち着け太一。
…俺とAか…。なんて説明したらいい?」
『…強いていうなら…ヒーロー?』
「ヒーロー?!」
「おい…。それは過大評価しすぎだろ…。」
そういうと、十座さんが私の頭にソフトチョップする。
…地味に痛い…。
「ホラ!!なんスか…そこ…ちょいちょいあるスキンシップ!!!」
「こら太一…うるさいぞー?」
タイチくん?がキャンキャンと騒いでいると、これまた背の高い茶髪の男の人がタイチくんの頭の上に手を乗せた。
「だって臣クン…気にならないんスか?!」
「あはは…まぁ、気になるっちゃ気になるかな?
…十座、ホントのとこどうなんだ?」
オミさんに尋ねられて、十座さんが少し気だるげに口を開く。
「…俺が高1の時、こいつが街で変な奴らに絡まれてて…助けただけっス。
そっから1年くらいは連絡取り合ってたけど、こいつが忙しすぎて…。」
『疎遠になっちゃったんですよね…』
そう伝えると、タイチくんはキラキラした目で見つめてきて…オミさんはニコニコと笑っていた。
…なんとなく、この2人の性格がわかった気がする。
…その後ろに見えた、摂津くんだけがどうやらイラついてるみたいだっのが印象的だった。
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浴 - 三角との絡みを!!!とてもお話が面白くて好きです!応援してます! (2017年10月19日 9時) (レス) id: 3d5a1dcf59 (このIDを非表示/違反報告)
こっち(プロフ) - 三角、天馬、至さん、万里、臣くんでお願いします。ストーリーも面白く、書き方もとても好きなので応援しています!頑張ってください!! (2017年10月14日 18時) (レス) id: 4208411a04 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい(プロフ) - 至、万里、左京でお願いします!ストーリー凄く面白くてつい夢中で読んでしまいました!これからも更新頑張ってください! (2017年10月11日 6時) (レス) id: 5f81c7b3a4 (このIDを非表示/違反報告)
藤原(プロフ) - △、△、△でお願いします! (2017年10月11日 5時) (レス) id: 47165f1ee4 (このIDを非表示/違反報告)
めめめ(プロフ) - 至、天馬、万里でお願いします!!! (2017年10月10日 21時) (レス) id: 9c357f7ed8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2017年9月12日 18時