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"個性"体力テストの結果は、ありがたいことに私と百ちゃんがワンツーフィニッシュを飾った。
爆豪くんにめちゃくちゃ睨まれた。
ちなみに、最下位は除籍処分なんて相澤先生は言ってたけど、私たちの本気を引き出すための"合理的虚偽"だったらしい。
ずっこいなぁ…。
「悔しいですわ…！私が負けるなんて…！」
『いやぁ、百ちゃんもすごかったって！
私の"個性"は、戦闘には不向きだからこれくらいしかすることがないだけで…』
「？何故、戦闘に不向きなのです？」
『えっ！！ああっと、それは…』
ぼけっとしてて、ペラペラと口が動いていたことに気がつく。
不審がられたかもしれないけど、手と首を横に振って否定のジェスチャーをした。
"捕らえる"じゃなくて、"殺す"しかできないからだよ。
なんて言えたら、随分楽なのに。
「あぁん？！なんでテメェが一位なんだよクソブスがぁ！！！」
『爆豪くん怖いって！』
「怖がってんじゃねぇよ今すぐ俺とやれやクソが！！！」
「やっ、"ヤ"る…？！」
「峰田おまえサイテー。」
なんだか知らないけど、今朝少し言葉を交わしてから爆豪くんはやたらめったら私に絡んでくるようになった。
…怒鳴られてはいるけど、まぁひとりよかましだしいいかって感じだけどね。
結果も伝えられて、教室の資料のことも先生から伝えられた。
いざ解散、なんて時に相澤先生が私の方を向いて口を開いた。
「あー…、水野はちょっと今からこい。話がある。」
:::
連れてこられたのは、人気の少ないグラウンドの端。
薄暗くて少し不気味。…まぁ、敵連合のアジトはもっとアレだから慣れてはいるんだけど…。
『相澤先生、何ですか…？』
「…おまえ、さっきのテスト手ェ抜いたろ。」
『…は、』
「見りゃわかる。」
『ひっ、』
ガン、と壁に押される。
顔の横には相澤先生の手があって、顎を力任せに掴まれた。
目の前には先生の赤い目。
抵抗しようとしても、水を動かせない…あ、"個性"封じられてるんだ。
「確かにお前はスカウト枠の入学者だ。学校側は、お前の"個性"も、実力も、頭も評価はしてる。
…だが、やる気がないなら話は別だ。生半可な気持ちでヒーローにはなれない。
お前が1-Aである以上、お前は俺の生徒だ。ナメたことしてたらすぐ除籍にする。…いいな？」
『………っ』
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夏目 - 面白いですね。これからも更新頑張って下さい。応援してます。 (2018年1月28日 21時) (
レス) id: 2aae3f2575 (このIDを非表示/違反報告)
アソパソマソ(プロフ) - 主人公敵になっちゃえばいいのに……← (2018年1月27日 14時) (レス) id: 32fa0e0c0f (このIDを非表示/違反報告)
Sirayuki(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです…！相澤先生……死柄木弔……好きだ…！！ (2018年1月22日 0時) (レス) id: 215f6cf92b (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - すごく面白いです！！！続きをずっと楽しみにしてます！！無理しない程度に頑張ってください！期待してます！！ (2018年1月20日 18時) (レス) id: 77c9298d0c (このIDを非表示/違反報告)
鳳仙花(プロフ) - とても面白いです！！これからも頑張ってください！ (2018年1月20日 4時) (レス) id: cf3b027cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青
| 作成日時：2018年1月17日 10時
