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『ん、んぅ…肩凝ったぁ…』
試験が終わって、もとの制服に着替える。
濡れた髪の毛を軽くタオルで叩いてあげて、髪についた水分を"個性"で逃した。
指先には、鱗が少し残っている。
…弔さんに指導してもらうようになってから気がついたけど、この鱗は私の疲れ具合に比例して出てくるものだというものだった。
10ヶ月前までは、数秒出しただけでも肩まで鱗が生えていたのに…今では、よく出ても肘まで。
それも、弔さんのえぐすぎる指導のおかげ。
『…帰って、はやくねよ。』
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校門までの道のりは、色んな学生さんたちで溢れていた。
試験がうまくいったのか、自信満々に喜んでるひと。
その真逆で、絶望的な顔をしてうつむいてるひと。
笑ってるひと、泣いてるひと。
そんな中、入学が決まっている私が試験を受けてたなんて知られたら…誰かに殺されちゃいそうだなぁ。
友達もいないから、ここに留まる必要もない。
そう思って、足早に校門をくぐった。
…すると、肩に誰かの手がのった。
「おいテメェコラ…」
『…えっ、何物騒…』
私の肩に手をかけていたのは、朝ぶつかった三白眼の男の子。
私の肩に置いている手もかなり力入ってるし、目はギラギラしてるし、声はドス効いてるし…。
もしかしなくても、怒ってる…？
『…えっと、ごめん、何かな…？』
「シラ切るつもりかよ…クソが。」
『シラを切るって…朝のこと？それならもう謝ったじゃない。』
とりあえず、校門すぎたど真ん中で話したら迷惑になるから、校外の人気の少ないところまで行って話を続けた。
それから、なんで私につっかかってきたのか聞いてみたけど…。
三白眼の男の子は、いつまでたっても答えらしい答えを言わない。
…意味わからん。
不思議におもって、男の子の顔をガン見する。
全力で睨んできてるけど…残念ながら怒った弔さんより怖くないからよゆー。
？…まって、どっかで見たことあるような…。ないような…。
「さっさと気づけや！！朝あったのがハジメマシテじゃねぇだろうが！！」
『そんなこと言われてもなぁ…見覚えはあるんだけど…どこやったかな…』
見たことはある気がするけど、申し訳ないけど覚えてない。
…新手のナンパ…じゃないだろうし。
「…ちっ、もういいわ！！！さっさと死ねクソブスが！！！」
『えっ、理不尽！』
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夏目 - 面白いですね。これからも更新頑張って下さい。応援してます。 (2018年1月28日 21時) (
レス) id: 2aae3f2575 (このIDを非表示/違反報告)
アソパソマソ(プロフ) - 主人公敵になっちゃえばいいのに……← (2018年1月27日 14時) (レス) id: 32fa0e0c0f (このIDを非表示/違反報告)
Sirayuki(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです…！相澤先生……死柄木弔……好きだ…！！ (2018年1月22日 0時) (レス) id: 215f6cf92b (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - すごく面白いです！！！続きをずっと楽しみにしてます！！無理しない程度に頑張ってください！期待してます！！ (2018年1月20日 18時) (レス) id: 77c9298d0c (このIDを非表示/違反報告)
鳳仙花(プロフ) - とても面白いです！！これからも頑張ってください！ (2018年1月20日 4時) (レス) id: cf3b027cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青
| 作成日時：2018年1月17日 10時
