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『あ、大先生今日来てたんや』
「はぁ！？朝からずっとおったわ！」
『冗談やって。どしたん』
「いや、お昼生徒会のメンバーと食うけど一緒にどうかなってナンパしにきてん」
『あとで私が背後から刺されそうやから止めとく』
「生徒会室やから誰にも見られへんって。…え、待ってちょっとなんかえっちやなそれ」
『死んどけ。なら行こうかな』
皆でご飯を食べるなんて何時ぶりやろ。よく皆で学校帰りにファミレスに行ったりマクドに行ったりしててんけどなぁ。あちらこちらでビニールシートを敷いて楽しそうにお弁当を囲む生徒と家族を横目に見ながら、大先生と生徒会室へと歩を進める。
「お、きたきたAちゃん〜」
「お疲れ様。ここ座りなよ」
「ん、来たか。これで全員揃ったな、食うか」
生徒会室の扉を開くと即座に気付いたマンちゃんとひとらん、グルッペンに出迎えられる。全員ジャージ姿でご飯を食べる、ということが新鮮すぎてなんだか落ち着かない。
『皆ご家族とご飯食べやんの？』
「むしろ皆と食って来いって」
「うちもそんな感じやったわ」
頂きます、と手を合わせたのちそれぞれお弁当を開く。グルッペンのお母さんが皆用に、と重箱で作ってくれたらしい。かなり豪華で手の込んだおかずが中央に並び、全員の喉がごくりと鳴る。味がしっかり付いていてめちゃくちゃ美味しい。
「フゥーン！！この唐揚げは俺のだぜ！」
「待てシッマ！これは俺のや！！」
「しっかりと奪っていくぅ…」
即座におかずの取り合いが始まる。さすが男子高校生、大人気は唐揚げ。「お前ら静かに食えよ…」とトントンの苦労がまた蓄積される向かいで自分のお弁当をつついていると、静かに漁夫の利を得て唐揚げを咀嚼していたショッピくんにガン見されていることに気付いた。
「それ、A先輩が作ったんすか」
『せやで〜。女子力あるやろ、崇めや』
「うるさ。…その卵焼き、貰っていいすか」
『え？あぁ、卵以外に色々具材入ってるけど食べられる？』
なんでもええからはよ寄越せ、と言わんばかりに口を開けられる。こういうところほんまコネシマにそっくりやな自分。明太子の入った卵焼きを口に放り入れると、満足したように頷いて「美味いっすね」と呟いた。
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悠亜(プロフ) - guririさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんして頂き幸いです…続編もよろしければお楽しみください！読了ありがとうございます！ (2019年11月20日 23時) (
レス) id: eb2dbc11ad (このIDを非表示/違反報告)
guriri - ヤバいめっちゃキュンキュンする．．．！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: 5d86136675 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - 友希那さん» 友希那さんコメントありがとうございます！毎日更新出来なくて申し訳ありません…。楽しみにして頂けてとても嬉しいです。今後もキュンキュン出来るような展開に持っていきたいのでぜひよろしくお願いします！ありがとうございます！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - ひーちゃんさん» ひーちゃんさんコメントありがとうございます！狂犬組良いですよね、とても夏が似合う…。そろそろその2人も出そうと思ってたのでリクエスト嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
友希那 - ｷｬｰｰｰｰ!!毎日コツコツ更新チェックしながら見てるものです。いつもキュンキュンさせてもらってますよぉ！これからも応援してます! (2019年8月4日 18時) (レス) id: 43ce5d2e93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠亜 | 作成日時：2019年5月8日 21時
