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「あー…っと、ごめん、お邪魔やった？」
「そんなことないよ。もうこんな時間か、そろそろ帰んないと。じゃあねAさん、また明日」
『え、あ、うん。またね』
「2人は生徒会か、大変だな。2人もまた明日な」
「あざすあざす。じゃあな」
「おん、またな」
ヨシナリは普段通りの爽やかな笑みを携えて俺たちに挨拶をしたあと、教室のドアを丁寧に閉めて出ていった。残された俺たちは気まずい空気が漂う中、いそいそと大先生の忘れ物を取る。
「あったん？」
「あったあった。危ねぇ〜、帰る前に気付いて良かったわ」
『あぁ、忘れ物したんか。相変わらず抜けとんなぁ』
「充電器忘れよったわ。…2人とも随分遅くまで喋っとったんやな？」
『せやなぁ。喉乾いたわ、もう購買閉まっとるっけ？』
「俺らが出た瞬間閉まったで」
『あちゃー、自販行かなあかんわ』
大先生はポケットに充電器を捩じ込みつつ先程の2人を匂わせるかのように声をかけるが、さらりと躱されてしまう。気まずそうな素振りもあったが、いつも通りのAだ。
ただ、俺とはずっと目が合わない。
俺たちに並んでスクールバッグをいつも通り乱雑に背負い、3人でまた階段を降りる。途中で自販機に向かい、Aは慣れた手つきで炭酸飲料を買う。
「Aちゃん今日バイト無いん？」
『今日は休業日やから休みやで』
「なら生徒会室寄れば？今あんま人おらんし」
『いやー、お邪魔やろ』
「むしろ大歓迎」
「今ならグルッペンの秘蔵スイーツ食えるかもしれんで」
『行くわ』
「Aちゃんチョロすぎやろ…」
生徒会室の扉を雑に開けて「A連れてきたでー」と言うと、当たり前かのように皆挨拶をする。AもAで「邪魔するで〜」とお決まりのネタを振り、一連の流れをロボロと済ませていた。
『グルッペン〜、なんかスイーツ隠してんねやろ〜？一個寄越せ』
「はぁ？お前まさかそれ目的じゃないだろうな」
『私はそれで釣られて来たで』
「お前なぁ…。丁度さっきドーナツ買ってきた余りがあるからそれで我慢せえ」
『いぇーいグルちゃんちゅき〜』
「はいはい。…待てやそれは俺のや！！」
『知らん知らん聞いてへん』
「小学生かアンタらは…。A座って食え！」
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悠亜です。
化石と化していたTwitterのアカウントを復活させたので、良ければ覗いてみてください。(※雑多垢)
@y_u_a_nemui00
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悠亜(プロフ) - guririさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんして頂き幸いです…続編もよろしければお楽しみください！読了ありがとうございます！ (2019年11月20日 23時) (
レス) id: eb2dbc11ad (このIDを非表示/違反報告)
guriri - ヤバいめっちゃキュンキュンする．．．！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: 5d86136675 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - 友希那さん» 友希那さんコメントありがとうございます！毎日更新出来なくて申し訳ありません…。楽しみにして頂けてとても嬉しいです。今後もキュンキュン出来るような展開に持っていきたいのでぜひよろしくお願いします！ありがとうございます！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - ひーちゃんさん» ひーちゃんさんコメントありがとうございます！狂犬組良いですよね、とても夏が似合う…。そろそろその2人も出そうと思ってたのでリクエスト嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
友希那 - ｷｬｰｰｰｰ!!毎日コツコツ更新チェックしながら見てるものです。いつもキュンキュンさせてもらってますよぉ！これからも応援してます! (2019年8月4日 18時) (レス) id: 43ce5d2e93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠亜 | 作成日時：2019年5月8日 21時
