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委員長からの心無い警告に詰まり、いつもの紙パックに包まれたミルクティーを1口啜る。
うちのクラスの委員長はいつも淡々と喋りドライな面が多く見られるが、やはり流れる血は逆らえないのかノリは良く皆の人気者だ。
ただほんまに心無いんちゃうか、という時が多いため密かに中身はコネシマかロボロのクローンやと思っている。
自分が主役になってしまったことはもう腹を括ることにし、他の配役がどうなるかをポッキーをちみちみと食みながら眺める。大先生はどうやらシンデレラに魔法をかける魔法使いの役になったみたいだ。へぇ、似合うやん。いやでも大先生に魔法かけられるのかぁ、録な魔法かけなそうやなあ。
「大先生に魔法かけられるとか最悪やん」
『ほんまに。ゾムは何やるん』
「さあな」
『ていうかさっきから人の髪の毛で何してんねん』
「今日珍しく髪巻いてへんから三つ編みの練習台にしとる」
『そこだけ癖ついたらどないすんねん…』
「髪くくったらええやん」
『…首くくったらええやんに聞こえてばりびびったんやけど…お前が言うと冗談に聞こえへんから勘弁して』
「知るか、てか言うてへんわ」
そんな他愛もない話をしている隙に次々とネズミ役、王子の従者役、継母役、意地悪な姉役などが選ばれていき、残すところ王子役のみとなった。
「はいじゃあ最後ー、王子役立候補者いたら挙手してどうぞ」
「はーい俺やりたーい」
「おっ、自主的で良いねヨシナリ。他に誰かいる？」
恥ずかしがることもなく堂々と挙手をする隣の席の彼は、周りの冷やかしなどには目もくれずにからからと笑っている。
大先生は今でも俺が王子やりたい！と声を上げているが、委員長に尽く無視されては「あぁんちゅめたい…」と汚い声を上げている。
「………」
『ちょ、ゾム。痛い。引っ張りすぎ』
「…え、あぁ、ごめん。大丈夫か？」
『ハゲさんみたいにエミったらどないしてくれんねん、お嫁に行かれへん』
「逆や逆。お嫁は俺が貰ったるからええねん」
『何言ってんだお前』
「ねぇ委員長ー！推薦もいいんだよね？」
「いいよ。あくまで本人の意思優先だけど」
「ゾムくんを王子役に推薦します！」
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悠亜(プロフ) - guririさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんして頂き幸いです…続編もよろしければお楽しみください！読了ありがとうございます！ (2019年11月20日 23時) (
レス) id: eb2dbc11ad (このIDを非表示/違反報告)
guriri - ヤバいめっちゃキュンキュンする．．．！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: 5d86136675 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - 友希那さん» 友希那さんコメントありがとうございます！毎日更新出来なくて申し訳ありません…。楽しみにして頂けてとても嬉しいです。今後もキュンキュン出来るような展開に持っていきたいのでぜひよろしくお願いします！ありがとうございます！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - ひーちゃんさん» ひーちゃんさんコメントありがとうございます！狂犬組良いですよね、とても夏が似合う…。そろそろその2人も出そうと思ってたのでリクエスト嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
友希那 - ｷｬｰｰｰｰ!!毎日コツコツ更新チェックしながら見てるものです。いつもキュンキュンさせてもらってますよぉ！これからも応援してます! (2019年8月4日 18時) (レス) id: 43ce5d2e93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠亜 | 作成日時：2019年5月8日 21時
