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「あーあ、やっと体育祭が終わったと思ったらまた仕事三昧やわ。女と遊びてぇ」
『なんなら会計が1番忙しいの文化祭やもんな、気張りや』
「いやそうやねん。嫌やわぁ、手伝ってくれへん？」
『ほんまに思うねんけど、なんであんたらって当然のように私の事生徒会と同じ扱いするん？普通に部外者なんやけど』
「もうこの際さりげなく入ったらええやん。もっとゾムと話せるで？」
『本音は？』
「仕事手伝ってください」
『ほんまそういうとこやぞ無能が』
ていうか誰かに聞かれたらどうすんねん、と大先生を牽制して購買に入るとナツキ先輩と目が合った。先輩は今日も髪を緩く巻いてナチュラルながらも化粧をしっかり施している。可愛い。
軽く会釈くらいはしとくか、と頭を小さく下げると先輩はやわらかな笑みを浮かべながらこちらに近付いてくる。途端に先輩の付けている香水なのだろうか、女の子らしい甘い香りが辺りに漂った。
「Aちゃん、久しぶり」
『こんにちは、お久しぶりです』
「飲み物とか買いに来たの？この時間空いてるからいいよね〜」
『そうですね、あとはLHRでつまむようのお菓子でもと思って』
「ふふ、不良さんだ」
先輩の柔らかな言葉の中にちくり、と何かが引っかかった気がした。別にうちのクラスは許されてるんです〜。不良ちゃいます〜。先生公認です〜。先輩みたいにクソ真面目ではないですけど悪いことはなんもしてませ〜んと心の中に住まう幼稚な反抗心が浮き出たが顔に出さないように取り繕う。
なんとか笑って誤魔化すと、Aちゃんのクラスは文化祭なにやるの？と聞かれてしまい、ぐっ、と喉が詰まる。
『…演劇、ですね。シンデレラです』
「へぇ、素敵！…ゾムくんが王子様、とか？」
あぁ、ほら。めっちゃ気になっとうやん。
まだ決まってないんですよ〜、と貼り付けた笑顔で答えると先輩は「そうなんだ、誰になるんだろうね。観にいきたいなぁ」と両手を合わせてそれこそシンデレラのように夢見ている表情を見せた。
「あ、やばいもう時間ない。私行くね、またねAちゃん、鬱くん」
『うわ、ほんまや。失礼します』
「失礼します〜」
ぱたぱたと駆け足でそれぞれの教室へ翻す。階段を上る最中に少し気になったことを大先生に投げかける。
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悠亜(プロフ) - guririさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんして頂き幸いです…続編もよろしければお楽しみください！読了ありがとうございます！ (2019年11月20日 23時) (
レス) id: eb2dbc11ad (このIDを非表示/違反報告)
guriri - ヤバいめっちゃキュンキュンする．．．！ (2019年11月19日 20時) (レス) id: 5d86136675 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - 友希那さん» 友希那さんコメントありがとうございます！毎日更新出来なくて申し訳ありません…。楽しみにして頂けてとても嬉しいです。今後もキュンキュン出来るような展開に持っていきたいのでぜひよろしくお願いします！ありがとうございます！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - ひーちゃんさん» ひーちゃんさんコメントありがとうございます！狂犬組良いですよね、とても夏が似合う…。そろそろその2人も出そうと思ってたのでリクエスト嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
友希那 - ｷｬｰｰｰｰ!!毎日コツコツ更新チェックしながら見てるものです。いつもキュンキュンさせてもらってますよぉ！これからも応援してます! (2019年8月4日 18時) (レス) id: 43ce5d2e93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠亜 | 作成日時：2019年5月8日 21時
