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早く終わらせて帰ろうとシャーペンを握り直すと、教室の後ろのドアが開いた。目を向けると、噂をすればなんとやらで、スクバをリュックのように片方だけかけているAがいた。もう持ち方がギャルやねん。
平静を装って話しかけるとどうやら折りたたみ傘を取りに来たらしく、机を漁っている。
焦った気持ちを悟られないように窓の外に目を向ける。確かに雨が降りそうだ。一応持たされた傘があって良かった。
『じゃ、帰るわ』
なんともなかったかのように帰ろうとするAを、思わず呼び止めてしまった。立ち上がったせいでずれたスクバのショルダーを肩にかけ直すAは、当たり前かのように俺に帰る旨を告げた。
−−Aって可愛いよな
−−お前告れば？
−−私、ゾムのことずっと好きやってん
頭の中で反響する男友達の声と、あの日のAの声。軽い気持ちで簡単にそんなことを言う奴らに、無性に腹が立った。
「俺のこと待っててくれへんの？」
多分、俺が1番ずるい。
隣に座らせたAは机に突っ伏してスマホに指を滑らせている。フリックくそはええな。そしてなんだかんだちゃんと待ってくれるあたり根の真面目さが窺える。大先生ごめんな話のクッションにして。
関西人独特の会話のテンポでつらつらと言葉の応酬と煽りあいを繰り返す。あぁ、こいつが隣の席やったら良かったのに。
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サイパス - 悠亜さん» (°д°;;)ﾊﾜﾜﾜﾜﾜ 見るの遅くなってしまってごめんなさい(;´д｀)
ありがとうございます（＞＜。）。。 (2019年5月6日 23時) (携帯から) (
レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - 名無しのキッコーマンさん» 名無しのキッコーマンさんコメントありがとうございます！一途な子素敵ですよね。恋は自覚するまでも時間を要することもあるので、いつか体験したときにそっとこの小説を思い出してくれたら嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年5月5日 22時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのキッコーマン(プロフ) - 片想い、切ないですね。僕は恋を体験したことないけど、夢主ちゃんみたいに一途な子に好かれてたら嬉しく思います! (2019年5月5日 19時) (レス) id: 6ae7a02465 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - あっ！言い忘れてました…
お願いいたします (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - リクエストしていいですか？
もしよかったらシャオちゃんとの恋愛小説を描いてください/// (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠亜 | 作成日時：2019年4月19日 11時
