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『…どうしたの、コネシマ』
「なぁ、Aの足治るまで一緒に学校行かへん？」
『…え？』
それから、コネシマと学校に登校することになった。断る理由もなかったし、どうやら体育祭の準備等で部活がしばらく無いらしく私を毎日迎えに来てくれた。時々シャオちゃんやゾムも合流して、退屈だった朝の登校時間が賑やかなものになった。
怪我をした頭や足も順調に痛みが引いてきて、ペ神にも「この調子なら早めに治りそうやな。でも油断したらあかんで」と言われた。
「Aは体育祭何出るんだっけ？」
『騎馬戦と400mリレーやな』
「うわ騎馬戦一緒じゃん。本気で殺すわ」
『あたりめーだわ手加減しねーから』
「400mリレーとかめっちゃ花形じゃん。選手選ばれたんだ、すごいじゃん」
『絶対うちのクラスの人達私が足怪我してんの忘れてるわ。まだ練習参加出来ないのに』
「他の選手誰？やっぱゾム？」
『そう。男子がゾムとヨシナリくんで女子が私とみったん』
リホとシオンといつも通り昼食を食べていると、リホは「そういえばさ」と口に出す。私は菓子パンをミルクティーで流し込みながらなに、と抜けた返事をする。リホは卵焼きを飲み込んだあと「私別れたんだよね」と淡々と口にした。私とシオンは一瞬目を丸くしたあと「何で！？」と声を荒らげた。
「他に好きな人出来た」
「誰！？いつから！？」
『うちらの知ってる人！？』
「ちょっと前から。彼氏は最近会ってなかったし、多分私遊ばれてたしもういいかなって」
「え、好きな人トントンだったら殺す」
「トントンはオカンだから違う」
『同担拒否過激派怖すぎ…えー、誰や』
シオンと悶々唸っていると、「でも絶対叶わないから見てるだけでいいの」とリホは切なく笑った。
理由を尋ねると、どうやらリホの好きな人は片想いしている人がいるという一方通行の状況らしい。思わず言葉に詰まる私とシオンにリホは優しく笑いかけて呟いた。
「まあいいんだよ。相手もなんとなく想像付いてるけど、私は絶対に勝てないってわかるから」
無責任に、諦めちゃだめだよなんて言えるわけがない。リホは自分が傷つかないために諦めるという選択肢を取ったのだ。リホは最後まで相手が誰かは言わなかったけど、親友がまさか自分と同じ状況に陥っているとは思わず、胸が締め付けられた。
チャイムが鳴ったので私は教室に戻ろうとしたけど、どうしても聞きたいことがあって引き返しリホに小さく声をかける。
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サイパス - 悠亜さん» (°д°;;)ﾊﾜﾜﾜﾜﾜ 見るの遅くなってしまってごめんなさい(;´д｀)
ありがとうございます（＞＜。）。。 (2019年5月6日 23時) (携帯から) (
レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - 名無しのキッコーマンさん» 名無しのキッコーマンさんコメントありがとうございます！一途な子素敵ですよね。恋は自覚するまでも時間を要することもあるので、いつか体験したときにそっとこの小説を思い出してくれたら嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年5月5日 22時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのキッコーマン(プロフ) - 片想い、切ないですね。僕は恋を体験したことないけど、夢主ちゃんみたいに一途な子に好かれてたら嬉しく思います! (2019年5月5日 19時) (レス) id: 6ae7a02465 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - あっ！言い忘れてました…
お願いいたします (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - リクエストしていいですか？
もしよかったらシャオちゃんとの恋愛小説を描いてください/// (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠亜 | 作成日時：2019年4月19日 11時
