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『…っし、はいトントン終わったよー。次頂戴』
「え、もう終わったん？」
『うん。他にミスっとるとこは見つからんかったし、分類分けも同時進行しとったから。これで私がミスってたら終わりやけど』
「そこは信用しとる。…せやなぁ、1回休憩するか」
…あーあ、こういう時に限ってミスってへんねん。
トントンは書類を受け取ると全員に休憩を呼びかける。
最終下校時刻まではあと1時間半あるため、30分ほど休憩を挟んで残りの1時間でまとめをするそうだ。
休憩、と聞いて伸びをしたり自販機に行ったり急にイキイキとし出す空間。
Aはイヤホンをまとめ、スマホの画面をスクロールしながらポッキーを齧っていた。時々口角を上げて、ふ、と息を漏らすように笑っているのはきっと誰かと面白いやり取りでもしているのだろう。
俺も構ってもらうついでにポッキーも頂戴しようと席を立とうとした瞬間、グルッペンがAの横に腰掛けた。…なんか今日の俺、他の奴に邪魔されすぎちゃう？
「俺にも1本くれや」
『アイス買うてくれたらええよ』
「対価がおかしいやろ」
『お菓子だけにな』
「うるせえよ、袋ごと貰うぞ」
『ふざけんな。はいあーん』
「ん。…なにニヤニヤしてんねん」
『いやっ…グルッペン、っくく、ポッキー似合わなすぎやろ…！ふふ、ふ』
Aがグルッペンにポッキーを差し出し、グルッペンが前屈みで少し目を伏せて咥える。2人の顔面偏差値の高さと夕方の不安定な遮光が相まって、まるで映画のワンシーンのようだった。
コネシマも顔で見れば相当映えるのだが、それとは違った大人の雰囲気を醸し出す。
そんな女子が思わず見蕩れてしまうようなシーンを至近距離で見ておいて、Aは口元を隠すように前にくっと吹き出して「もう無理、お腹痛い」とくすくすと笑いだした。もはやその笑いも逆に演出された美しさに見える。
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サイパス - 悠亜さん» (°д°;;)ﾊﾜﾜﾜﾜﾜ 見るの遅くなってしまってごめんなさい(;´д｀)
ありがとうございます（＞＜。）。。 (2019年5月6日 23時) (携帯から) (
レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - 名無しのキッコーマンさん» 名無しのキッコーマンさんコメントありがとうございます！一途な子素敵ですよね。恋は自覚するまでも時間を要することもあるので、いつか体験したときにそっとこの小説を思い出してくれたら嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年5月5日 22時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのキッコーマン(プロフ) - 片想い、切ないですね。僕は恋を体験したことないけど、夢主ちゃんみたいに一途な子に好かれてたら嬉しく思います! (2019年5月5日 19時) (レス) id: 6ae7a02465 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - あっ！言い忘れてました…
お願いいたします (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - リクエストしていいですか？
もしよかったらシャオちゃんとの恋愛小説を描いてください/// (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠亜 | 作成日時：2019年4月19日 11時
