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「今日見てて思ってんけど、なんかゾム変わったな」
『…まあ確かに今日は変やなって思ったけど。私が怪我したとはいえ絡み方に違和感あんねんな』
「前まではやっぱお互い普通にしてても若干距離あったやんか。今日はなんか距離が近いというか、ばり絡みに行ってへん？」
『いやそうやねん。なんか2人で居る時もな、頭撫でてきたりしてきてん』
「へぇ、良いこと聞いたわ」
あかんガバった。自分の感じた違和感を持っててくれたことが嬉しくて思わず余計なことまで喋ってしまった。
あっ、と思った時にはもう遅く、煽り検定一級の持ち主である彼の口角は釣り上がり、それはもうゲスい笑みを浮かべていた。
「頭撫でられたんや、へぇ〜。で、どうやったん？嬉しかった？どうやった？」
『お前ほんまそういうシビアなイジリするから不人気なんやで』
「それは関係ないやろが！」
購買にようやく辿り着き、シャオちゃんは真っ先にパンが売っている棚に足を運ぶ。いくつか手に取って吟味しながら、「まあそれは置いといて。ゾムのことまだ好きなん？」と聞いてきた。
私はコーラを取ろうとした手が一瞬止まってしまったが、何事もなかったかのように取り直す。ひんやりした感覚が掌に伝わって、どこか夏が恋しくなった。
『…正直、完全には諦められてないっすね』
「そらそうやろなぁ。時間が解決する言うても簡単にはいかへんやろ」
『同じクラスの時点で嫌でも毎日顔合わすしなぁ、きびいわ』
「何言うてん、嫌ちゃうやろ」
『うるさ』
ついでに何かつまむお菓子でも、とポッキーを手にする。私はそんなに食べる方ではないが、甘いものは別腹でいくらでも入る。極細のタイプを取ってレジに向かうと、シャオちゃんが私の手からコーラとポッキーを奪い取って自分の菓子パンとスポーツドリンクと並べて出した。
「可哀想なAちゃんにこのシャオロン様が奢ったるわ」と、こちらの財布からお金を出す暇も与えずささっとお会計を済まされてさりげなく袋も持ってくれた。
はぇ〜、シャオちゃんほんまこういうとこだけイケメンやわ。こういうとこだけ。だけな。
丁寧にお礼を告げて先程歩いてきた道をもう一度戻る。先程よりも空は群青に染まっており、遠くの方でオレンジ色の空と混じりあっていた。
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サイパス - 悠亜さん» (°д°;;)ﾊﾜﾜﾜﾜﾜ 見るの遅くなってしまってごめんなさい(;´д｀)
ありがとうございます（＞＜。）。。 (2019年5月6日 23時) (携帯から) (
レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - 名無しのキッコーマンさん» 名無しのキッコーマンさんコメントありがとうございます！一途な子素敵ですよね。恋は自覚するまでも時間を要することもあるので、いつか体験したときにそっとこの小説を思い出してくれたら嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年5月5日 22時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのキッコーマン(プロフ) - 片想い、切ないですね。僕は恋を体験したことないけど、夢主ちゃんみたいに一途な子に好かれてたら嬉しく思います! (2019年5月5日 19時) (レス) id: 6ae7a02465 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - あっ！言い忘れてました…
お願いいたします (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - リクエストしていいですか？
もしよかったらシャオちゃんとの恋愛小説を描いてください/// (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠亜 | 作成日時：2019年4月19日 11時
