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帰りのHRも終え、放課後になる。
いつの間にか戻ってきていたヨシナリくんは特に変わった様子もなく「また明日ね、Aさん」といつもの笑顔で教室を去っていった。ゾムは帰りのHRに居なかった。担任も特に気にすることもなく足早に職員室に戻ったため行方はわからない。
連絡した方がええんかな、と大先生に言うと「ちょっと放っといたら勝手に戻ってくるやろ」とまるで猫のような扱いだった。
コネシマとも合流し、生徒会室までの道をゆっくりと歩く。大先生が荷物を持ってくれたとはいえ進むスピードは遅い。松葉杖借りれば良かったかな、とも思ったが、まああったらあったで邪魔やしなぁと自分の女子力の無さに呆れる。
ようやく生徒会室の前に着き、大先生が扉を開ける。失礼しまぁすと抜けた声で返事をすると、中から誰かにタックルのようなハグをされた。
『ぐえっ』
「Aちゃ〜ん！足怪我したんやろ、大丈夫か〜！」
「やめなよオスマン、怪我人に突っ込む勢いじゃないだろそれ」
『らんら〜ん…』
特に痛みは感じなかったものの、こんな場面を他の女子生徒に見られたら大変困るのでひとらんらんに引き剥がしてもらう。大先生が荷物ここ置いとくからな、と端っこにまとめておいてくれた。
マンちゃんに促され、ふかふかで高級感のあるソファーに座った瞬間部屋の奥から視線を感じたのでそちらに目を向けると、グルッペンが楽しそうに、それはもう楽しそうに笑っていた。嫌な予感がする。
「…怪我の具合はどうだ？シンデレラ」
『…なんで知ってんねん』
「怪我の話か？それならトントンから聞いたゾ。無理はしないようにな。ガラスの靴が履けなくなったら大変だろう」
『やかましいわ。…そっちやなくて、シンデレラの方』
「さぁ、何でだろうなぁ？」
グルッペンは言葉だけなら優しく言祝いでくれているように見えるが、実際はめちゃくちゃニヤニヤしている。なんでこいつこんな耳早いん？全教室に盗聴器でも仕掛けてるん？
『だァいせんせェ』
「はーい、ぐぉっ！？」
『なんか余計なこと言ったんか？』
「違う違う違う！！俺ちゃいます！！」
『お前か』
「ちゃうって！！俺ほんまに知らん…！！」
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サイパス - 悠亜さん» (°д°;;)ﾊﾜﾜﾜﾜﾜ 見るの遅くなってしまってごめんなさい(;´д｀)
ありがとうございます（＞＜。）。。 (2019年5月6日 23時) (携帯から) (
レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
悠亜(プロフ) - 名無しのキッコーマンさん» 名無しのキッコーマンさんコメントありがとうございます！一途な子素敵ですよね。恋は自覚するまでも時間を要することもあるので、いつか体験したときにそっとこの小説を思い出してくれたら嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年5月5日 22時) (レス) id: 66cdfbcc74 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのキッコーマン(プロフ) - 片想い、切ないですね。僕は恋を体験したことないけど、夢主ちゃんみたいに一途な子に好かれてたら嬉しく思います! (2019年5月5日 19時) (レス) id: 6ae7a02465 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - あっ！言い忘れてました…
お願いいたします (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
サイパス - リクエストしていいですか？
もしよかったらシャオちゃんとの恋愛小説を描いてください/// (2019年5月5日 1時) (携帯から) (レス) id: 30187f6537 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠亜 | 作成日時：2019年4月19日 11時
