『鴉、海へ出る』【ワンピース】 (ページ2)

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一話だってページ2

no side

「ついた！！海軍基地の町っ！！」
「はい！！ついに！！」

大声をあげる二人の少年。一人は麦わら帽子を、一人は眼鏡の少年だ。

「お前すごいなコビー。」
何を隠そう、この島に辿り着けたのは眼鏡の少年＿＿、コビーのお陰なのだ。

一方、麦わらの少年＿＿、ルフィは毎度毎度漂流に流されているのだ。

今、その二人は飯やにて、

「そういや基地にいるのかな、あの…ゾロ(・・)って奴」

ｶﾞﾀﾝ！！

「…」ﾋﾞｸﾋﾞｸ…

何故か他の客が怯え出した。

「(ここではゾロの名は禁句のようですね…。)」
「ふーん」

「さっき貼り紙を見たんですけどここの基地には、モーガン大佐(・・・・・・)という人がいて。」

ｶﾞﾀｶﾞﾀｧﾝ!!

「え！！？」
「おお！！」

「はっはっはっは！おもしろい店だったなーっ！おれ後でもっかい行こうっ！」
「妙ですよ！！ぼく、なんだか不安になってきました…！！」

「いつ脱走するとは限られないロロノア・ゾロの名に過敏になる気持ちはわかりますが、
なぜ海軍の大佐にまで怯えるんでしょうか！！」

コビーが心配そうに喋る。

「さあなー、なんかノリでふっとんじゃったんじゃねェか？」

ルフィは暢気に喋る。

「そんなわけないじゃないですか！！」
「ぼくは、真面目に言ってるんd『ねぇ…』えっ！はい！！」

鈴の転がる様な声に一瞬コビーは戸惑った。

『君達も、そのロロノアのとこいくの？なら、私も行かせて。』