君の手〜side eunhyuk〜 ページ25
ドンヘ『航空管制官って何やるの?』
A『航空機の離発着の指示や運航中の指示なんかがメインかな』
リョウク『あっ知ってる!あのレーダーを見ながら英語で話してるやつだよね』
リラ『そんな感じ』
ソンミン『そんなの、ドラマの世界でしか見たことない!』
『ホントにそういう仕事をしてる人がいるんだね』
リラ『でも、私はまだ1人前じゃないから』
リョウク『そうなの?』
リラ『私はまだ訓練生だけど、A先輩は訓練生と1人前の管制官を何人も束ねるチーム長』
ソンミン『すごい!』
Aちゃんはキャリアウーマンなのか
だからしっかりしているように見えるんだな
それからもリラちゃんが仕事の話をしてくれるんだけど、段々Aちゃんの話になっていってる
それに伴い赤くなっていくAちゃんの顔
可愛い
A『リラ、もう私の話はいいから』
リラ『なんでですか?先輩の話なんていくらでも話せますよ?』
キュヒョン『恥ずかしんじゃないですか?』
A『も、もういいって!』
相変わらずブラックなマンネ
Aちゃんの顔はゆでダコだ
それからも俺たちは結構喋った
2グループになってたけれど、俺はAちゃんの方
後ろにドンヘが抱き着いてるけど…
どれくらいたったかな
スタッフが呼びに来て、俺たちは打ち上げに行くことになった
バンに乗り込もうとしたとき、Aちゃんがいないことに気付いた
ウニョク『あれ?Aちゃんは?』
リラ『お手洗いに行くって言ってました、すぐ戻るって言ってたんですけど…』
ソラ『戻ってきていなかったら、心配するわよね?』
ウニョク『俺、様子見てくる』
ソラ『お願い』
トイレの方に向かおうとは知っていると、楽屋のドアが薄く開いていた
ドアを開けると、Aちゃんがメイク用の椅子に座り部屋を眺めていた
俺が入ってきたことには気づいていないようだった
その姿はどこか悲しく、でも懐かしんでいるようにも見えた
A『フッ、私もまだまだ未練タラタラね』
未練?何の?
色々聞きたいけど、ここで聞くのは辞めた
ウニョク『Aちゃんは来ないの?』
やっと俺に気付いたAちゃんはビックリしている
ウニョク『一緒に行こう!』
そう言って俺はAちゃんの手を引いて走り出した
A『ちょ、ちょっと!』
ウニョク『いいから』
初めて触ったAちゃんの手は小さくて、冷たかった
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mayu(プロフ) - ヨンウン ケイナさん» ありがとうございます。3つの小説の掛け持ちにはなりますが、少しずつ更新していくつもりです (2020年2月12日 18時) (レス) id: 638b387d49 (このIDを非表示/違反報告)
ヨンウン ケイナ(プロフ) - 「All for the first time」さっそく読ませていただきました。 これからどんな展開になるのかこのストーリーの続きを楽しみにしています。 頑張ってください。 (2020年2月12日 17時) (携帯から) (レス) id: c15f7ff4e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mayu | 作成日時:2020年2月12日 17時