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不死川実弥 ページ2
「私には、他に思い人がいるんです！」
「…他？」
全員が私の方を向いて目を丸くした。
「不死川さん、のことが好きなんです。」
ごめんなさい。嘘ついて。
突然、グッと手を引っ張られた。
「ぇ、」
「来い。」
少し低い声にびくりと体を揺らし、はい、と返事をした。
しばらく歩いて、庭に連れてこられると
「ふざけてンのか。」
「まさか、ふざけてるだなんて。」
「そうかよォ…」
そう言ったや否や、突然私の首に頭をうずめた。
「不死川さ、」
「悪ィ。」
だんだんと隊服が濡れているのが分かった。
泣いているの？何故？
「悪ィ…！」
何度も悪いと謝ってくる。
「真逆、この恋が叶うなんて思ってなかったからよォ…」
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設定タグ：鬼滅の刃 , 消えた君に、愛の涙を。
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作者名：如月眠 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2020年1月11日 10時
