【黒バス】赤目の傷口を【暗殺教室】【カゲプロ】 (ページ49)

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214【黄が瞬いた鳴き声】ページ49

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「んあー……しっかしまだ信じらんねー」

無駄に広い校庭を歩き、外へと向かう。

皆も同じ心境な様で、首を縦に振り頷いた。

「えっと……確かこっちが出口だったわね」

カントクの後に続き歩みを進めると、ふと後ろから名前を呼ばれた様な気がして振り向いた。

後ろには誰もいなくて、なんだ気の所為かと思いまた歩き出そうとすると、腕を勢いよく引っ張られた。

「ぅわ……っ」

突然のことに驚いて体勢を崩し、つまずきそうになる。

腕の主を辿って見たその顔には、どこか見覚えがあった。

「…………え」

「A……っ、A……だよな！？」

その正体に気が付いた途端、血の気がサッと引けるような音がした。

頭を思いっきり殴られる様な衝撃。

胸元に深く突き刺さる罪悪感。

____忘れる訳がなかった。

「高…………尾…………？」

冷や汗が吹き出し体が冷たく凍った。

だって、それは、あの頃とまるで変わってないその瞳は。

「っ…………A！！」

懐かしいその声で荒々しく呼ばれた途端、俺の頭の中の電線がプツリと切れる音がした。

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