番外編ー8【合同合宿で事件が起きた】 ページ23
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「征十郎、黒子は何処に___っ」
「すまないA。後で詳しく説明する。
駄犬とガングロはメニュー三倍な」
「「ｳｨｯｽ」」
背中を押され元の世界へと戻っていく。
最後に征十郎が入り、俺たちがいた異空間と現実世界の道を封鎖する。
これでもうあの場所には行けなくなる。
…閉ざされた異空間は今頃炎に包まれてるだろうな。逃げ道もないから霊達はそこで(強制的に)消えて無くなる。
恐ろしい技だよ全く。
害のない霊や未練を残した霊なら成仏してやるが、恨みや憎悪だらけの悪霊共はすべて消し去る。
それが征十郎のやり方。
…今頃炎に焼かれてるのかと思うと…ちょっと霊たちが可哀想になってくるな。
元の世界へと戻ってくると、そこは先程と何も変わらない、朝練が終わったあとの世界だった。
時間は止まっていたらしい。
部屋に戻った俺たちは一度集まった。
あの異空間でどんなことが起こっていたのかを、征十郎から詳しく聞いた。
「え、黒子異空間に飲み込まれてなかったの！？」
「旅館の中にいた者だけが異空間に飲み込まれた。それは間違っていない。だが黒子は…
……いや、本人から直接話してもらおう」
「結局僕が話すことになるんですね…」
黒子は淡々と話し始めた。
「確かに、僕は旅館の中にいました。中…というか、入り口ですね。
朝練がキツすぎて火神くんに肩を貸してもらって歩いていました。
何故異空間に飲み込まれなかったかというと…その、異変に気がつかなかったんですよ」
「え…なんで？」
あれくらいの異変なら一般人でも気付ける筈だ。
黒子だって霊感はある。なのに……
「………気絶していたからです」
「……へ？」
「なんだか意識がぼーっとして…ほんの少しの間ですが、意識を失っていたみたいです。皆が異空間に飲み込まれそうになった瞬間、後ろに倒れてしまって…
入り口に立っていたイコール後ろは外。つまり……まあ、ギリ回避できたということです」
「え、えぇ……」
いやまあ危険に晒されてなくてよかったけど！！よかったけど……
「「俺たちの心配を返せ」」
どれだけ心配したと思ってるんだ！！
全くもう！！()
異変は1日目から起こっていたらしい。
破壊された筈の月が満月になっていたり、霊が窓の外側から俺たちを覗いてたり。
まあ結果オーライってことで、俺たちは合宿を全力で楽しんだ。
皆で枕投げしたり、久々に征十郎と1on1したり。
いい思い出が出来た。凄く楽しかったよ。
番外編ー9【合同合宿の事件は解決した】→←番外編ー7【合同合宿で事件が起きた】
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赤紅 (あかべに)(プロフ) - 鯉さん» コメントありがとうございます…！そう言っていただけて本当に嬉しいです。これからも頑張りますのでどうぞ宜しくお願い致します> < (2016年8月21日 19時) (
レス) id: 6473e5a0d8 (このIDを非表示/違反報告)
鯉(プロフ) - この小説は大好きです!! これからも更新頑張ってください!! (2016年8月21日 19時) (レス) id: 586c815007 (このIDを非表示/違反報告)
赤紅 (あかべに)(プロフ) - 零07*さん» うああ、ありがとうございますっ…！すごく嬉しいです>< 頑張って更新します！ (2016年8月9日 20時) (レス) id: 6473e5a0d8 (このIDを非表示/違反報告)
零07* - この小説めちゃくちゃ面白いですね！！続きが楽しみです (2016年8月9日 16時) (レス) id: 6b42d2d23c (このIDを非表示/違反報告)
赤紅 (あかべに)(プロフ) - カルマくん、テツくん、キド大好き人間さん» あああコメントありがとうございます！！涙腺崩壊とか笑ったとか本当に嬉しいです…>//< 応援ありがとうございます。これからも頑張ります！！ (2016年8月7日 4時) (レス) id: 6473e5a0d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤紅 (あかべに) | 作成日時：2016年7月9日 5時
