__アノニマス。-fifth- (ページ6)

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お風呂はいったら布団に横になって。
気づいたらAちゃんは寝ていた。

こんな小さな体で。いろいろ溜め込んで。
どこにそんな溜め込んでるんやろか。
そんないっぱい考えて。
だからきっとパンクしてしまったのだろうけど。

こんなええ子なのに。かわええのに。
世の中は不公平やなぁ。

そう思いながら俺も自分の布団へと入った。

ｰｰｰｰダダダダッ

「んっ、今度はなんや。」

『...！っ、す、すみません。部屋にお、お化けが...。』

「あぁ、あの人か。」

『えっ、え...？』

「なんかこの家居るらしいねん。知らんけど。見えたんかAちゃん。」

『え、えっと初めて見ました。』

「そうか。怖いんか？」

『は、はい。』

「自分やって死のうとしとったんやから似たようなもんやで。」

『あっ、いや、そう、ですね...。』

「ふふっ、じょーだん。おいで。今日も一緒に寝よ。」

布団いっぱい2人で寝て。
今日も暖かくて。
気持ちよく寝れそうや。