スペードの２ ページ10
少女がそう言った事に相澤“やっぱりな…”と思っていた
それもそうだろう
今迄､国際指名手配と一緒に暮らしていたのだから
相澤「…別に勉強は今からやっていけばいい
国語はまだしも､数学や社会なら少しぐらいは分かるだろ」
貴女「そうだね
数学はまぁ､掛け算割り算くらいまでなら教えて貰ったし､社会は国の場所とかは結構覚えてるよ」
相澤「…まぁ､そんなもんか」
少し､予想外の返答に相澤は答えた
……少しの計算と地理が分かるだけ上出来だろう
そして相澤はこれからこの少女をどう教育していこうか1人考えるのだった
･
＿＿数日後
あの買い物から数日
少女が相澤との生活に少し慣れてきた頃
相澤は予てより己の職場の上司から言われていた事を実行しようとしていた
と､言うのも
少女は殆ど教育を受けていないのだ
それを保護兼監視と言えども簡単に入学させる訳にはいかない
その為､校長から落ち着いたら連れてくるように言われていたのだ
……そこに至る迄とても長かったのだが…
理由は言わずもがな例の少女
例えば､あの買い物があった日の夜の事
少女は今迄イタリアの国際指名手配の元でやっていた夜の御相手を相澤にもやろうとした
……それはやらなくていいとその日は夜中まで少女に言いつけた相澤は理解したのかしてないのか分からない少女に頭を抱えた
更に朝食などの食事ではとても1人じゃ食べきれないような豪華なフルコースを作ったり
(しかも食材は何処から用意したのか分からないくらいあった)
風呂に入れば背中を流すと相澤がいる中入ろうとしてきたり
……相澤の常識のうちを尽く､それこそ斜め上から飛び越える程であり
少女がこの生活に慣れてくるまでに時間がかかったのだ
貴女「パードレ､何処に向かっているんだい？」
相も変わらずピエロの格好をした少女が車の助手席から問う
相澤「俺の職場の学校だ
校長がお前と話したいんだと」
貴女「ふーん
その人はボクとあいそうかい？」
相澤「どうだろうな
校長はAがどんなんでも受け入れてくらると思うぞ」
貴女「なら期待しておくよパードレ」
それから、会話はなく
変わりに少し楽しそうな笑顔の少女が
仕事道具のナイフやら剣やらを出して磨いているのを
少し遠い目をした相澤が横目に見ているだけだった
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ひなた(プロフ) - 初めまして。突然すみません。これ、からくりサーカスも参考にしてますよね？設定キーワードにからくりサーカスは入れないのですか？ (2018年12月23日 2時) (
レス) id: a0f396d7f9 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - USJのところが気になって仕方が無いです！再新頑張ってください(p`･ω･´q) (2018年11月21日 1時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
オネイロス(プロフ) - まさかの、ここで更新停止？！もうちょいで、USJなのにっ…また、更新再開できるようなら、頑張ってください！ (2018年1月23日 16時) (レス) id: ffaca85227 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Liar di volpe | 作成日時：2017年12月10日 21時
