2人目の編入生は女タラシ

薔薇が5本 ページ7

これから最初の授業だ

私はスイーツの授業を選択しているから余り創真君に会うことはなるなるかもね

教師「これから1人1品のデザートを作ってもらう｡制限時間は２時間だ

材料はここにあるものを使え｡以上だ」

おや､飴は用意されていないようだ

……仕方ない､チョコレートはあるからチョコレート細工を作ろうか

周りは何やら慌てているようだけどどうしたのかね？

……まぁ､私は気にせず作る事にしようか

教師(……あの編入生､1人で1品作れと言われても同様しないな

此処にいる他の生徒は今迄大体ペアを組んで調理をしてきているからどうなるかと思えば､実につまらん

編入生が1番の冷静だな

……それにしても､1通り材料を見て不満そうな顔をしたのは何故だ

あれだけ手際よくチョコレート細工を作っているのだからチョコレート細工が本命ではないのか？)

……やはり作るならいつものように薔薇だろうか

だが､相手は男性｡

お嬢さんかご婦人なら持ってきた飴細工を付けるのだけれど

彼にはチョコレート細工だけでいいかな

それなら面白いチョコレート細工が作りたいねぇ

貴女「……ふふ､先生の反応が楽しみだ」

それから私は制限時間の殆どをそれを作るのに用いた

教師(……あの編入生､一体何を作っているんだ？

それと､先程から妙な寒気が……)

貴女「できました｡『悪夢を見た人間』です」

教師「……これは」

私の持っていったチョコレート細工に先生は顔を引き攣らせる

まぁ､そうだろうね

だって､先生の顔がムンクの叫び以上に酷くなってるチョコレート細工だからね(笑)

教師「(……なんて悪趣味な)では､いただこう」

顔を引き攣らせながらもチョコレートを食べた先生は凄く不細工な顔になっていた

余程美味しかったと見えるが

その顔はどうにかして欲しいねぇ…

教師「泉A､合格だ」

貴女「メルシー」




･



貴女「……ふぅ､疲れたねぇ」

あれから寮に戻ってきたのだけれど､どうやら創真君も極星寮に入ったようだ

創真君も私の作った飴細工を花瓶に行けようとしていて面白かったね

それから先刻､恵ちゃんの叫び声がしたけど大丈夫だろうか？

ｶﾞｺｯ

唐突に天井が開く

……今､私半裸なのだけど…

ﾋｮｺｯ

一色「やぁ！泉ちゃん！これから創真君の歓迎会なのだけどk……ご､ごめんよ！？」

貴女「別にいいのだけれど､他の人には気をつけておくれよ｡先輩

着替えたら私も歓迎会に参加するからさ」





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