薔薇が21本 ページ23
堂島「朝までの時間の使い方は自由｡
各厨房を開放するからそこで試作を行うもよし､部屋に戻り睡眠をとるも良しだ｡
では……明朝6時にまた会おう
解散！！」
ふーん､何をやっててもいいんだ
それに､卵を使っていればなんでもいい……
まるで私達の編入試験の時のようだ
貴女「……それにしても､五月蝿いな」ﾎﾞｿｯ
折角だし私は私の得意分野で挑もうか
なら､アレを大量に用意しないとね…
in厨房
私は堂島さんに頼んで1人になれる厨房を特別に貸して貰ってそこで試作をしている
と､言っても構想自体はもう出来れるから今のうちに作っておきたい部品だけを作ってるのだけどね
……師匠達が来そうだし､試作品作っておこうかな
貴女「……出来た」
泉「A､食わせろ」
徳田「俺も俺も〜！」
貴女「……一体いつの間に入ったんだい？
まぁ､丁度いいから感想を貰えるかい」
来ると思った側から出てくるなんて……
全く､ホントに気が抜けないよ
そんなことを考えつつ目の前で試作品を試食する恭弥と秋弥を見る
……こうやって2人に食べてもらうのは久しぶりだな
泉「うん､上手いぞ｡だが､俺はもう少し甘さ控えめでもいいと思う」
徳田「これなら大丈夫だと思うけど､もう少しソースの種類を増やしたら？
せめて三種類とか」
ふむ､確かに男性にはこれは少し甘すぎるか
なら､甘さを三段階に分けてソースも三種類にしよう
貴女「ありがと､助かったよ
後はもうコレの準備だけだから師匠達は帰りなよ」
それだけ言って私は残りの準備を始めた｡
･
―――翌朝
私はC会場に割り当てられた
私の斜め前の台にはこの前助けて貰った葉山君がいた
貴女「やぁ､葉山君｡どんな感じだい？」
葉山「……お前こそどうなんだ？料理あんま上手くねぇだろ」
おやおや､随分と舐めてくれてるねぇ
まぁ別に構わないのだけど
貴女「ふふ､心配してくれてるのかい？
でも､心配には及ばないさ｡多分､私が1番だからね」
葉山「すげぇ､自信｡お､ソロソロ準備始めねぇとだな」
貴女「じゃあ､お互い頑張ろうね」
ふふ､彼は一体どんな料理を作るのかね
とても楽しみで仕方ないよ
……おっと､ソロソロ私も準備しないとだ
･
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みかん - 面白いです!更新頑張ってください。 (2022年11月15日 16時) (
レス) @page27 id: af04926962 (このIDを非表示/違反報告)
氷花(プロフ) - こんにちは、とても面白いです。更新頑張ってください。 (2022年7月31日 23時) (レス) id: 724789ecd5 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜 - 面白いです！続きが早く読みたいです！！ (2019年7月9日 17時) (レス) id: 625c8539c6 (このIDを非表示/違反報告)
ウォル - 更新すごく嬉しいです！(^^) (2019年1月25日 20時) (レス) id: cb201d08af (このIDを非表示/違反報告)
いゆ(プロフ) - はじめまして、いゆって言います貴方の作品どストライクなんです体を壊さないようにしてくださいね (2019年1月25日 15時) (レス) id: cd5a14efa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Liar di volpe | 作成日時：2018年6月22日 16時
