SJ★Ever Lasting…１１★

ケーキとプレゼント ページ10

夜中までやってるショッピングセンターに到着。

ヒチョルを車に残すことは成功したけど、ドンヘに一緒に待っててって言ったら、

『それじゃ来た意味ないじゃん♪』

ってキラキラスマイルで言われて、断り切れなかった・・私、まだ修行が足りないな。

ﾄﾞﾝﾍ『何をそんなにキョロキョロしてるの(笑)』

A『気付かれたら困るでしょ・・』

ﾄﾞﾝﾍ『かえって怪しいよ(笑)』

そんなこと言われたって、一緒にいるのがドンヘだからね・・。

ﾄﾞﾝﾍ『あ、ケーキ屋さんやってるじゃん。良かった』

A『物陰で、ひっそりと待ってて!!』

ケーキ屋さんに気付かれたら大変。

ﾄﾞﾝﾍ『わかった(笑)』

無事に小さめのホールケーキをゲット。

あぁ・・既に気疲れ・・だから車で待っててって言ったのに・・。

ﾄﾞﾝﾍ『プレゼントはどうする?』

A『んー・・何が嬉しいと思う?』

ﾄﾞﾝﾍ『うーん・・あ!!こっちこっち』

悩んでる顔も男前ですね・・って思ってたら、背中を押されてパジャマ売り場に連れて来られた。

ﾄﾞﾝﾍ『お揃いのパジャマは?』

・・いつも乾燥機フル回転で取り替えてるし、これなら貰っても負担に思われなさそうだし、いいかも。

A『私のはいいよ』

ﾄﾞﾝﾍ『なんで?2人の記念日なのに。これは?』

A『派手かな・・』

LOVEっていっぱい書いてある。カラフルな原色使いが眩しい。

ﾄﾞﾝﾍ『じゃ、これは?』

得体の知れないキャラクターが付いてる。

A『・・ドンヘそれ貰って嬉しい?』

ﾄﾞﾝﾍ『・・違うのにしよう』

あれでもない、これでもないといろいろ見て、やっと目に留まるパジャマを発見。

A『あ・・これがいいかも』

白で、女性用の右、男性用の左の脇腹部分に大きな赤いハートが付いてる。

前から見ても、後ろから見ても、2人が隣同士でくっつけば、ちょうどハートができあがる仕組み。

包んでもらって車に戻ると、ちょうど日付が変わった。

連絡は・・ないか。

ﾋﾁｮﾙ『何買った?』

ﾄﾞﾝﾍ『パジャマー♪』

ﾋﾁｮﾙ『なんでお前が嬉しそうなんだよ(笑)』

ﾄﾞﾝﾍ『こういう買い物久々で楽しくて(笑)』

楽しんでくれたなら良かったけど。

A『お陰で助かったよ。ありがとう』

2人と別れてから部屋で彼を待つ時間が妙に長く感じて、なんだかドキドキして落ち着かなかった。

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